凡例範囲の設定

現在アクティブな3D ビューサーフェスグラフの凡例範囲を調整します。

3D ビューCartesian surface graphデータを2つの値の間に収まるようにすることで、デフォルトの範囲では見落とされるであろう結果の変化を発見しやすくなります。結果の配色が変更されて、青色は最小値に対応し、赤色は最大値に対応するようになります。

Surfaceコンテキストタブセットで、DisplayタブのLegendsグループにある  ダイアログランチャーをクリックします。


Figure 1. Legend range settingsダイアログ。
3D Viewコンテキストタブセットで、DisplayタブのLegendsグループにある  ダイアログランチャーをクリックします。


Figure 2. 3D view legend range settingsダイアログ。

次の設定を使用できます:

Round off legend range and step size
多くの場合、値を正確に表現するために、データは小数形式で表されます。小数点以下の桁があると、凡例の範囲が読みにくくてわかりにくくなる可能性があります。

このオプションを選択すると、凡例が丸められた値で構成されて読みやすくなります。元のデータ範囲は、丸められた範囲内に含まれます。

Scale to peak instantaneous values
このオプションは、瞬時位相に伴う結果の大きさを表示する場合に適用できます。最小値と最大値の制限値(したがってこれらの値の色)は、各位相ステップについて一定のままです。このオプションを使用すると、位相によって大きさがどのように変化するのかを確認しやすくなります。

範囲の制限値を表示対象データと同期させるために、特定の位相における大きさが重要である場合は、Scale to peak instantaneous valuesチェックボックスを選択解除します。

Scale to vector magnitude
このオプションは、同一ベクトルの2つの成分を互いに比較する場合に適用できます。同じ最大値を基準にして表示されている場合は、これらの成分の相対的な大きさを比較する方が簡単です。このオプションを使用すると、ベクトル全体の大きさを基準にしてこれらの成分がレンダリングされます。このオプションにより、相対的に小さい成分を大きい成分と区別できます。
Scale to visible results of the same quantity
このオプションは、モデルに複数の近傍界要求または遠方界要求が含まれている場合に適用できます。各要求には、独自の最小値と最大値があります。同一ビュー上に複数の結果を表示する場合、POSTFEKOでは、そのビューに示されるすべての結果で検出された最小値と最大値を基準にしてデータが表示されます。このオプションを選択解除すると、各結果は、その結果の最小値と最大値に従ってレンダリングされます。
Scale only to selected frequency
このオプションは、離散周波数データがモデルに含まれている場合にのみ有効です。範囲の制限値は、計算されたすべての周波数点にわたって検出された最小値と最大値によって決定されます。たとえば、周波数による遠方界利得の変化を表示するのに、計算されたすべての点にわたって検出された最大値と最小値に従って遠方界がスケーリングされていればより便利です。
Scale only to selected time step
このオプションは、選択された時間信号サンプルの表示対象データの最小値と最大値によって範囲の制限値が決定される時間領域解析に適用できます。
Scale to request slice dimensions
このオプションは、表示対象のスライスによって範囲値が決定される場合に適用できます1
Note: 各設定は個別に適用されるため、幅広い組み合わせが可能となり、データを希望どおりに表示して解釈しやすくなっています。
1 たとえば、X 軸Y 軸、およびZ 軸のデータが含まれた3D近傍界結果がある場合、データのスライスは特定のX 値およびY 値で切り取られます。