フェイスの法線 / 向きの変更

三角形のフェイスの法線は、エッジの方向から数学的に正の向きで決定されます。

フェイスの法線が重要となるのは、フェイスの特定面の設定を指定する必要がある場合です。この設定は、フェイスの法線側の面またはその反対側の面のどちらかに適用されるからです。同じグループに属するフェイスが同じ向きになるようにフェイスの法線を変更でき、そのグループに設定を適用できます。

次に例を示します:
  • 正面からのみ照射するオプションを使用するPO
  • 法線側の面とその反対側の面にフェイスの吸収プロパティを設定する場合のRL-GO
  • 混合界形積分方程式(CFIE: Combined Field Integral Equation)を使用するには、構造体が閉じており、かつフェイスの法線が外側(ゼロ場領域から遠ざかる方向)を向いている必要があります。
  • ウィンドウおよびウィンドウの層の順序の指定。
  • RL-GOPO、およびLE-POの薄肉誘電体シート。層の順序を指定する際に、法線側が重要となります。