モデルの作成
CADFEKOでモデルを作成します。このモデルに必要なポートと給電源をすべて定義します。このモデルの動作周波数または動作周波数範囲を指定します。
- モデルの寸法単位をミリメートルに設定します。
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次の変数を定義します:
- rInU = 21(U 方向の楕円弧の内半径)
- rOutU = 31(U 方向の楕円弧の外半径)
- rInV = 0.8*rInU(V 方向の楕円弧の内半径)
- rOutV = 0.8*rOutU(V 方向の楕円弧の外半径)
- freq = 2.49e9(動作周波数。)
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リングの1/4を作成します。
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最初の楕円弧を作成します。
- Centre point:(0, 0, 0)
- Radius (Ru): rOutU
- Radius (Rv): rOutV
- Start angle (A0):0°
- End angle (A1):90°
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2番目の楕円弧を作成します。
- Centre point:(0, 0, 0)
- Radius (Ru): rInU
- Radius (Rv): rInV
- Start angle (A0):0°
- End angle (A1):90°
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最初の楕円弧を作成します。
リングアンテナの1/4を作成します。
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Loftツールを使用して、これら2つの楕円弧から1つのサーフェスを作成します。
- ラベルをsector_1に変更します。
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リングアンテナ全体を作成します。
- sector_1をコピーし、UN planeを中心として鏡映します。
- sector_1および手順5.aでコピーしたパートをコピーし、VN planeを中心として鏡映します。
- これら4つのセクターを結合して、1つのリング構造を作成します。
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4つのエッジポートを作成します。
- port_North:終端を+Y 軸上に置いたポート。
- port_East:終端を+X 軸上に置いたポート。
- port_South:終端を-Y 軸上に置いたポート。
- port_West:終端を-X 軸上に置いたポート。
Note: これら4つのポートはすべて反時計方向を向いています。 - 周波数をfreqに設定します。
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2つの主平面を対称面とした対称性を指定します。
- X=0: Geometric symmetry.
- Y=0: Geometric symmetry.
Tip: 大規模なモデルや複雑なモデルに対称性がある場合は、その対称性を利用することで計算の負荷を軽減できます。Note: 特性モード解析では、アクティブな給電源が関連していないので、電気的対称性と磁気的対称性は適用されません。形状的対称性があることによって対称なメッシュが強制的に作成されます。