形状パートの作成履歴

形状パートをプリミティブパートに変換することで、その形状パートの作成履歴を削除して、複雑なモデルのメモリ量と処理時間を低減します。

CADFEKOはすべてのパートの作成履歴を保存するため、作成履歴内の任意のポイントでパートを修正できますが、それに伴うデメリットとして、複雑なモデルでは履歴のために多大なメモリと処理時間が必要になることがあります。

たとえば、結合操作の小さいコンポーネントが変更された場合、CADFEKOは親パートを作成し直してその結合を再実行する必要があります。親パートはすべてのレベルでは保存されないため、一番下のレベルから再構築する必要があります。しかし、モデルの大部分は未変更のままです。

たとえば、特定の自動車のモデルが別のモデルに変更されることはほとんどありませんが、このような自動車に別のアンテナが配置されることはよくあります。したがって、形状のごく一部が変更されるたびに自動車を再評価する必要はありません。

Note: モデルの複雑さによっては、この操作には多大な時間がかかることがあります。

CAD修正が必要な場合は、CADモデルの履歴も削除されます。CAD修正ツールは、プリミティブパートに対してのみ機能します。モデルがプリミティブパートでない場合は、モデルをプリミティブパートに変換する必要があります。