FDTD境界条件の指定
これらの境界条件によって、時間領域差分法(FDTD)ソルバーで解析されるボリュームが定義されます。
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Solve/RunタブのSolution Settingsグループで、
FDTD Boundary Conditionsアイコンをクリックします。
Figure 1. Boundary condition settingsダイアログ(Top (+Z)タブ)。 - Boundary condition settingsダイアログで、Top (+Z)タブをクリックして、正のZ 軸内の境界を指定します。
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Boundary definition ドロップダウンリストから次のいずれかを選択して、境界定義を指定します:
- 畳み込み完全整合層(CPML:convolutional perfectly matched layer)として実装された放射開境界を指定するには、Openを選択します。
- 無限大の導電平面の効率的なシミュレーションを可能にするPEC境界を指定するには、PECを選択します。
- 無限大の導磁平面の効率的なシミュレーションを可能にするPMC境界を指定するには、PMCを選択します。
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次のいずれかを選択して自由空間バッファ1を追加することでボリュームを拡大します:
- 自由空間バッファが不要な場合は、Do not add a free space bufferを選択します。
- 自由空間バッファ(特定のフェイスに対して垂直)を自動的に追加するには、Automatically add a free space bufferを選択します。
- 指定されたフェイスに追加される自由空間バッファのサイズを指定するには、Specify the size of the free space
bufferを選択します。
- Free space buffer region size欄に値を入力します。
- 該当する軸上の自由空間バッファの位置を指定するには、Specify the position of the free space buffer
boundaryを選択します。
- Position on the Z axis欄に値を入力します。
- 境界の残りの5つのフェイスについて、ステップ2からステップ4を繰り返します。
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OKをクリックして境界条件を定義し、ダイアログを閉じます。
Note: 自由空間の境界条件は、Configurationタブが選択されている場合にのみ、3D ビューに表示されます。
Figure 2. 6つの自由空間境界条件の表示例。
1 このバッファは、モデルの境界ボックスとFDTD境界の位置の間の空間です。