ファイルからの遠方界データの定義

Feko.ffe)、外部ASCIIファイル、またはCST遠方界スキャン(.ffs)ファイルから遠方界データをインポートして、遠方界データ定義を作成します。遠方界データは、等価給電源または受信アンテナを定義する際に使用します。

遠方界は球面座標で定義される必要があります。
  1. ConstructタブのDefineグループで、 Field/Current Dataアイコンをクリックします。ドロップダウンリストから、 Define Far Field Dataを選択します。


    Figure 1. Define far field dataダイアログ。
  2. インポートするファイルタイプとして、次のいずれかを選択します:
    • Load field data from Feko Solver (*.ffe) file
    • Load field data from an external data file
    • Loaf field data from a CST far field scan (*.ffs)
  3. File name欄で、ファイルの場所を参照します。
  4. 次のいずれかを選択します:
    • 複数の周波数.ffeまたは.ffsファイルから遠方界データを選択するにはUse all data blocksを選択します。データは、動作周波数で使用するため補間されます。
    • .ffeまたは.ffsファイル内の特定の周波数における遠方界データを選択するにはUse specified data block numberを選択し、該当するデータブロックの番号を入力します。
    • .ffeまたは.datファイルの特定の遠方界パターンを選択するにはUse specified point rangeを選択します1
      1. Start from point number欄で、読み込む最初の行の行数を指定します。
      2. Number of theta points欄で、インポートされた遠方界で使用されるθポイントの数を指定します。
      3. Number of phi points欄で、インポートされた遠方界で使用されるphiポイントの数を指定します。
  5. Label欄に、この遠方界データの固有のラベルを指定します。
  6. Createをクリックして遠方界データを定義し、ダイアログを閉じます。
1 遠方界パターンは一般に周波数に依存し、放射パターン給電源を含むモデルは通常単一の解析周波数しか有していません。Fekoで周波数掃引を使用して放射パターンが計算される場合は、.ffeファイルに複数のパターンが含まれます。