ファイルからの近傍界データの定義

直交境界上のFekoフィールド（.efeや.hfe）、Sigrity入力ファイル（.nfd）、Orbit / Satimo計測ファイル（.mfxm）、またはCST近傍界スキャン（.nfs）から近傍界データをインポートして、近傍界データ定義を作成します。近傍界データ定義は、等価給電源または受信アンテナを定義する際に使用します。

1. ConstructタブのDefineグループで、 Field/Current Dataアイコンをクリックします。ドロップダウンリストから、 Import Near Field Data From Fileを選択します。

   
   

   

   
   Figure 1. Import near fieldダイアログ。

2. Format欄で、次のいずれかを選択します：
   • Feko Solver field on Cartesian boundary
   • Sigrity (*.nfd) input file
   • Orbit / Satimo (*.mfxml) measurement file
   • CST near field scan (CST NFS)
3. オプションFeko Solver field on Cartesian boundaryに、以下を指定します。
   1. Source type ドロップダウンリストで、次のいずれかを選択します：
      • Load from *.efe and *.hfe fileを選択した場合は、電界と磁界のファイルの場所を参照します。
      • Load from *.efe fileを選択した場合は、電界のファイルの場所を参照します。
      • Load from *.hfe fileを選択した場合は、磁界のファイルの場所を参照します。
4. オプションSigrity (*.nfd) input fileとOrbit / Satimo (*.mfxml) measurement file用に、File nameの欄で、ファイルの場所を指定します。
5. オプションCST near field scan (CST NFS)用に、Directory欄でフォルダーの位置を指定します。
6. Use data block number欄に、特定の周波数における近傍界データに対応しているデータブロック番号を指定します。
7. 開口部の反対側（境界線の内側）が、測定または計算された値と同等である場合は、Swap source and field validity regionsチェックボックスを選択します。
8. Label欄に、この近傍界データの固有のラベルを指定します。
9. Createをクリックして近傍界データを定義し、ダイアログを閉じます。