媒質をインポートするためのXMLファイルフォーマット

ここでは、誘電体、金属、またはインピーダンスシートの媒質特性を記述する.xmlファイルフォーマットを示します。

概要

次の方法で媒質を定義します：
  1. キーワードを使用して、媒質の周波数非依存（静的）特性を定義します。
  2. キーワードを使用して、媒質の周波数依存特性を定義します。
ファイルが読み取られると、内部XMLパーサーは、静的データポイントを使用して周波数依存データポイント内の欠落値を入力します。

.xmlファイルのキーワード

次のキーワードを使用して媒質を定義します：

誘電体
freq, permittivity, diel_loss_tangent, mag_loss_tangent, conductivity, permeability.
金属
freq, conductivity, permeability, mag_loss_tangent.
インピーダンスシート
freq, surf_imp_re, sur_imp_im

.xmlファイルの例

以下は、周波数非依存（静的）値および測定された周波数非依存値を使用して媒質を記述する.xmlファイルの例です。

Note: デモ用に、val_A、val_B、およびval_Cというキーワードを使用しています。これと同じフォーマットを使用して、誘電体、金属、またはインピーダンスシートを定義できます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<materialDB creator="Altair Feko" date="2017-06-29" version="1.0">
<material name="mediumA" val_B="7.0" val_C="9.0" >
<dataPoint freq="2.0" val_A="2.0" val_B="6.0" />
<dataPoint freq="3.0" val_A="3.0" />
<dataPoint freq="4.0" val_A="1.0" />
<dataPoint freq="5.0" val_B="5.0" />
<dataPoint freq="6.0" val_A="1.0" />
<dataPoint freq="8.0" val_B="6.0" />
<dataPoint freq="9.0" val_A="4.0" />
</material>
</materialDB
3行目：mediumAの周波数非依存（静的）特性を定義しています。
<material name="mediumA" val_B="7.0" val_C="9.0" >
4～10行目：mediumAの周波数依存特性を定義しています。
<dataPoint freq="2.0" val_A="2.0" val_B="6.0" />
その後、内部XMLパーサーによって欠落値が入力されます。上記の例は、次のファイルが指定された場合と同じように内部で解析されます。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<materialDB creator="Altair Feko" date="2017-06-29" version="1.0">
<material name="mediumA" >
<dataPoint freq="2.0" val_A="2.0" val_B="6.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="3.0" val_A="3.0" val_B="7.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="4.0" val_A="1.0" val_B="7.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="5.0" val_B="5.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="6.0" val_A="1.0" val_B="7.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="8.0" val_B="6.0" val_C="9.0" />
<dataPoint freq="9.0" val_A="4.0" val_B="7.0" val_C="9.0" />
</material>
</materialDB>


Figure 1. 解析されたXMLファイルの結果を示す図。