ソルバーの詳細設定

特定のタイプのモデルでメモリ消費量の削減または解法の高速化を図るために、ソルバーの詳細設定が用意されています。

Solve/RunタブのSolution Settingsグループで、 Solver Settingsアイコンをクリックします。Solver settingダイアログで、Advancedタブをクリックします。

Factorisation for Parallel Execution

使用する因数分解を標準フルランクとするかブロック低ランク(BLR)とするかを、このオプションで選択できます。MLFMM解法またはFEM解法で一定のクラスのモデルに対してブロック低ランク(BLR)因数分解を使用すると、スパースLUに基づく前処理での因数分解の複雑さとメモリ消費量を低減できます。
Default
ソルバーで採用されている事前定義の因数分解を適用します。
Auto
モデルに基づいて最適なタイプの因数分解を自動的に適用します。
Use standard full-rank factorisation
標準フルランク因数分解を適用します。
Use block low-rank (BLR) factorisation
ブロック低ランク(BLR)因数分解を適用します。
Note: このオプションは、並列ソルバーを使用している場合にのみ適用できます。

Compression for Looped Plane Wave Sources

この高速化手法のオプションを使用すると、複数の方向にわたってループしている平面波給電源を使用したモデルの解析を高速化できます(たとえば、RCSを計算する場合に効果的です)。