CADFEKOの最適化ワークフロー

CADFEKOで最適化を設定するワークフローについて説明します。



Figure 1. CADFEKOで最適化検索を定義するワークフロー。

最適化方法の選択

次の最適化方法を使用できます:

  • シンプレックス(ネルダーミード)
  • 粒子群最適化(PSO)
  • 遺伝的アルゴリズム(GA)
  • 適応型応答曲面法(ARSM)
  • グローバル応答曲面法(GRSM)
  • グリッド検索

モデルパラメータの選択

モデルパラメータは、ユーザーが定義する変数です。モデルパラメータを使用して、長さ、パート間の間隔、高さなど、モデルの一定の特性を変更できます。ワークフローのこの手順では、最適化で使用する変数をドロップダウンリストから選択します。

パラメータ範囲の定義

Min valueMax value、および必要に応じてStart valueを指定することによって、選択した各パラメータの可変範囲を定義します。

最適化マスクの定義

この手順は省略可能です。最適化マスクは、最適解の適合先となる実線を形成する一連のユーザー指定値です。最適解は、マスクより小さい値、マスクに等しい値、またはマスクより大きい値になるように指定します。最適解の計算で、目標値がマスクと比較されます。マスク基準が満たされると、その値が値の配列に追加されます。

最適化目標の定義

指定したモデルパラメータを最適化プロセスで変更することで、望ましい状態をモデルに実現することを目指しますが、ここではその望ましい状態を指定する目標を定義します。

最適化の実行(OPTFEKO

OPTFEKOを実行して、指定したパラメータの最適解を計算します。

最適なモデルの表示

最適化が完了すると、最適なパラメータを使用してCADFEKOモデルが作成されます。そのファイル名には接尾辞として“_optimum”が付加されます。

Note: 連続的にサンプリングした結果(ADAPTFEKOを使用して生成)は最適化に使用できません。単回のサンプリングまたは離散的なサンプリングで得られた周波数設定のみを使用できます。