ワイヤセグメントに関するデータ

ワイヤセグメントに関するデータは、セグメントのデータとセグメント間の節点のデータで構成されます。

ワイヤセグメント

三角形に関するデータに続いてセグメントに関するデータが記述されます。

                              DATA OF THE SEGMENTS

 No.       label     x1 in m     y1 in m     z1 in m      nodes 
          medium     x2 in m     y2 in m     z2 in m    length in m  radius in m
        1      0   0.0000E+00  0.0000E+00  0.0000E+00           1                               
          Free s   0.0000E+00  0.0000E+00  1.4286E-01   1.4286E-01   2.0000E-02
        2      0   0.0000E+00  0.0000E+00  1.4286E-01          -1         2                     
          Free s   0.0000E+00  0.0000E+00  2.8571E-01   1.4286E-01   2.0000E-02
        3      0   0.0000E+00  0.0000E+00  2.8571E-01          -2         3                     
          Free s   0.0000E+00  0.0000E+00  4.2857E-01   1.4286E-01   2.0000E-02
連続番号がセグメントごとに割り当てられます。
Note: この番号割り当ては、CADFEKOで生成したCADFEKO .cfmファイルによる番号割り当てとは異なります。

2列目にセグメントのラベルが示され、その下にセグメントが存在する媒質の番号が記述されます。ゼロ(0)の場合は、媒質が自由空間(真空)であることを意味します。次の列は、セグメントの始点と終点の座標を示します。始点と終点の座標に続いて、そのセグメントの1行目に、隣接する節点の番号が記述されます。節点番号が正数の場合は、正の電流方向がセグメントから離れる方向であり、負数の場合はセグメントに向かう方向であることを示します。そのセグメントの長さが2行目に記述され、続いて半径が記述されます。

セグメント間の節点

セグメント間の節点のデータが、出力ファイルのデータ一覧に記述されます。

                      DATA OF THE NODES BETWEEN THE SEGMENTS

                 no. of segment       points of segm.       info of symmetry    
    No.        ISEGP      ISEGM       KNOP     KNOM      yz       xz        xy   status
        1          1         2          2        1       0        0         0   unknown  
        2          2         3          2        1       0        0         0   unknown  
        3          3         4          2        1       0        0         0   unknown
Note: 上記の表では、各行を1行のデータとして表示するために、列の間隔を狭くしています。
1列目は節点ごとの連続番号です。続いて記述されているISEGPとISEGMの各数字は、接続されている2つのセグメントの番号であり、セグメントISEGPからセグメントISEGMに向かう方向を正の電流方向として、電流の方向が示されています。KNOP列には、その節点にセグメントISEGPの始点が接続されていれば1、終点が接続されていれば2が記述されます。同様に、KNOM列には、その節点にセグメントISEGMの始点が接続されていれば1、終点が接続されていれば2が記述されます。ISEGMとKNOMの両方が0の場合は、単一のワイヤセグメントに対して半分の基底関数が接続されていることを示します(多くの場合、PEC接地やUTDフェイスなどに接続されたワイヤが該当します)。続く4列には、対称性に関するデータが記述されます。その記述方法は金属三角形の場合と同じです。