QUEUEFEKO概要

QUEUEFEKOのグラフィカルインターフェースでは、ローカルマシン上でコンピューティングクラスターに転送するパッケージを作成します。コンピューティングクラスターでは、queuefekoスクリプトを使用して実行キューにパッケージを追加します。

これらのパッケージは、queuefekoスクリプト(queuefekoと呼びます)によってPBSなどの実行キューに置かれ、実行時間とその他のリソースが確保された時点で実行されます。クラスター上でFekoを実行するために必要なすべての情報はパッケージに収められています。パッケージは、リモートマシン上で展開され、シミュレーションが終了すると再度パッケージ化されます。適切なパッケージをクラスターからコピーし、内容を展開することによってパッケージの実行結果を確認できます。

Note: queuefekoスクリプトはキューイングシステムではありません。このスクリプトは、パッケージの展開、キューへのジョブの追加、および結果のパッケージ化のタスクを扱います。互換性のあるキューイングシステムを別途設定しておく必要があります。
QUEUEFEKO
QUEUEFEKO1は、パッケージを作成して展開できるようにするグラフィカルインターフェースです。ローカルマシン上でQUEUEFEKOを使用して、リソース要件を設定し、シミュレーション用のパッケージを作成して、後工程でそのパッケージを展開します。
queuefekoスクリプト
queuefekoスクリプトはコンソールアプリケーション(編集可能なスクリプト)です。実行キューにパッケージを追加し、シミュレーションを正常に実行するうえで必要なすべての管理タスクを扱います。queuefekoスクリプトは、リモートクラスター上で動作して、パッケージに記述されたシミュレーションの実行を監視します。このスクリプトを変更すると、別のキューイングシステムを使用できるようにすることが必要になる場合があります。


Figure 1. QUEUEFEKOの役割を中心としたリモート実行のシナリオ。
1 バイナリの名前はqueuefeko_guiです。