DataSetの構造:遠方界

Table 1. 遠方界に必要なプロパティ。
プロパティ名 プロパティタイプ 説明
Frequency Axes すべての遠方界に有効な周波数軸が必要です(Hz)。
Spatial Axis 1 Axes 1番目の空間軸。座標系によって異なります。
  • Theta(球座標の場合)は、ローカルワークプレーンを基準とした仰角成分です。垂直位置は θ= 0 (度)に該当します。
  • X(直交座標の場合)は、ローカルワークプレーンを基準とした単位ベクトルの u 成分です。
Spatial Axis 2 Axes 2番目の空間軸。座標系によって異なります。
  • Phi(球座標の場合)は、ローカルワークプレーンを基準とした方位角成分です(度)。
  • Y(直交座標の場合)は、ローカルワークプレーンを基準とした単位ベクトルの v 成分です。
IncidentTheta Axes 入射平面波の起点から見たその伝搬方向となるθ方向です(度)。
IncidentPhi Axes 入射平面波の起点から見たその伝搬方向となるφ方向です(度)。
Theta Quantities θ方向の電界のθ成分である E θ (V)を示す複素数値です。
Phi Quantities φ方向の電界のφ成分である E ϕ (V)を示す複素数値です。
DirectivityFactor Quantities 特定の方向に想定した指向性に電界値の大きさをスケーリングする乗数。
GainFactor Quantities 特定の方向に想定した利得に電界値の大きさをスケーリングする乗数。
RealisedGainFactor Quantities 特定の方向に想定した実現利得に電界値の大きさをスケーリングする乗数。
RCS Quantities 特定の観測方向に想定したレーダー断面に電界値の大きさをスケーリングする乗数。
Origin MetaData 遠方界を定義する中心となる、ワークプレーンのローカル原点。
UVector MetaData 原点を基準としてベクトル u の方向を示す点。
VVector MetaData 原点を基準としてベクトル v の方向を示す点。