CADFEKOとPOSTFEKOでは、高機能、高速で軽量なスクリプト言語がアプリケーションに組み込まれています。この言語を使用すると、モデルの作成、シミュレーション結果やモデル設定情報の取得、データの操作、繰り返し処理の自動化などが実現します。
スクリプティング機能は高機能で、作業の効率化に効果的ですが、まずLuaの基礎とFekoによるスクリプティングを理解しておく必要があります。
最新のリリースで新規に追加された機能の紹介です。
Feko Getting Started Guideでは、Fekoをはじめて使用する場合に必要となる部分を手順を追って紹介します。
Feko Example Guideでは、Fekoのコンセプトと基本を学ぶための例題集を掲載しています。
Fekoは、任意形状の3Dオブジェクトを含む電磁界解析に使用される複数の解法を備えた包括的な電磁気ソルバーです。
CADFEKOを使用して、グラフィカル環境で形状またはモデルのメッシュを作成およびメッシングし、解析設定と計算要求を指定します。
POSTFEKOはFekoのポストプロセッサであり、モデル(設定とメッシュ)、グラフ上の結果、3Dビューの表示に使用します。
EDITFEKOは、ループや条件文を含む高水準のスクリプト言語を使用して(形状要件と解析要件の両面で)高度なモデルを構築するために使用されます。
Fekoの主な特長として、独自の解析方法と復号化した解析方法が幅広く用意されていることが挙げられます。Fekoの機能を効果的に使用するには、使用可能な手法を理解する必要があります。
Fekoは、遺伝的アルゴリズム(GA)などの手法に基づく最先端の最適化エンジンを提供します。これを使用することにより、設計を自動的に最適化し、最適解を決定することができます。
Fekoのユーティリティは、PREFEKO、OPTFEKO、ADAPTFEKO、Launcher ユーティリティ、アップデーター、およびクラッシュレポーターで構成されています。
Fekoでは、すべての結果が、ASCII出力ファイル.outと、POSTFEKOで使用するバイナリ出力ファイル.bofに書き込まれます。解析に関する追加情報を入手するには.outファイルを使用します。
アプリケーションマクロは、CADFEKOとPOSTFEKOで利用可能です。
CADFEKOとPOSTFEKOに統合されたスクリプト言語はLuaと呼ばれています。Luaは、PythonやMatlab(Octave)と構文が似ていることから習得が容易です。
スクリプトエディターを使用すると、Lua言語に基づいてスクリプトを作成し、CADFEKO、POSTFEKOなどのアプリケーションや、データをPOSTFEKOで表示してさらに解析する操作を制御できます。
マクロ記録を使用して、アクションをスクリプトに記録します。このスクリプトを再生することでプロセスを自動化したり、このスクリプトを見本として参照することでLuaベースのスクリプト言語を学習することができます。マクロ記録によって、反復的なアクションを高速かつ簡単に実行することが可能になります。
実行可能なLuaコードの抜粋を確認しながら、Lua言語の基本的な概念を学びます。
Fekoでサポートされているスクリプトには、APIスクリプトと結果スクリプトの2種類があります。POSTFEKOでは、両方のタイプのスクリプトを使用できますが、CADFEKOではAPIスクリプトのみを使用できます。目的の結果をPOSTFEKOで確実に実現するには、適切なタイプのスクリプトを使用することが重要です。
自動化スクリプトの実行中は、よりインタラクティブなスクリプトを実現するカスタムダイアログを使用できます。カスタムコマンドライブラリと組み合わせて使用することで、さまざまなカスタムワークフロー向けにユーザーインターフェースを拡張できます。
アプリケーションマクロは、自動化スクリプト、アイコンファイル、および関連メタデータへの参照です。
アプリケーションマクロライブラリを使用すれば、頻繁に使用する自動化マクロをリポジトリに保存できます。
Reference information is provided in the appendix.