ACFソルバーコマンド

Command Elementこの特殊なACFコマンドセットを使用し、ACFファイル内のEQUILIBRIUMおよびINTEGRATORコマンドを介してMotionSolve内の静的ソルバーと過渡ソルバーの設定(Param_Static、Param_Transient)を制御できます。

フォーマット

INTEGRATOR/GSTIFF
!MS#,MINIT=integer
!MS#,CONSTR_TOL=real
!MS#,VEL_CTRL=integer
!MS#,JACINIT=integer
EQUILIBRIUM/
!MS#,FIM_S
!MS#,COMPDELTA=real

属性

!MS#
!MS#”文字列を使用することで、MotionSolveはこの行の残りを特殊なACFコマンドとして認識することができます。この文字列は、以下にリストするすべての特殊なMS ACFコマンドに必要です。この文字列の先頭の“!”により、この行はBX内のコマンドとして処理されます。
MINIT
Param_Transientセクション内の属性dae_corrector_minitの値を指定します。このキーワードは、INTEGRATORステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。値は整数型にする必要があります。
CONSTR_TOL
Param_Transientセクション内の属性dae_constr_tolの値を指定します。このキーワードは、INTEGRATORステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。値は実数型にする必要があります。
VEL_CTRL
Param_Transientセクション内の属性dae_vel_ctrlの値を指定します。このキーワードは、INTEGRATORステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。値は整数型にする必要があります。0を指定するとdae_vel_ctrlFALSEに、1を指定するとdae_vel_ctrlTRUEに設定されます。
JACINIT
Param_Transientセクション内の属性dae_jacob_initの値を指定します。このキーワードは、INTEGRATORステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。値は整数型にする必要があります。
FIM_S
Param_Staticセクション内の属性methodの値をFIM_Sに設定します。これはキーワードのみです。つまり、このキーワードに関連付けられた値は存在しません。このキーワードは、EQUILIBRIUMステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。
COMPDELTA
Param_Staticセクション内の属性compliance_deltaの値を指定します。このキーワードは、EQUILIBRIUMステートメントとの組み合わせでのみ使用できます。値は実数型にする必要があります。

コメント

  1. これらのACFコマンドを使用することにより、ACFデックから直接特定のMotionSolveソルバー設定を制御できます。ADM/ACFデックをXMLに変換してからXML入力デックを変更する必要がなくなります。
  2. ACFコマンドは、XML入力デック内のMotionSolveモデル / コマンドステートメントに変換されます。