MotionSolveとのSimulink Coder連成シミュレーション

Simulink Coderは、Simulinkモデルを表現するライブラリを生成するために使うことができ、MotionSolveで稼動します。主な手順は以下の通りです:

詳細については、MV-7005: Matlab/Simulink生成のコード(Simulink Coder)とMotionSolveのリンクをご参照ください。

プラント入力およびプラント出力

MotionSolveとSimulinkとの間で渡される入力および出力変数のリストを保管する1つまたは複数のControl: PlantInputおよびControl: PlantOuputを作成します。詳細については、MotionSolve Reference Guide、および本項内の他のFAQをご参照ください。

Control_PlantInputからの入力変数はPINVAL()またはVARVAL()関数を介してアクセスでき、Control_PlantOutputからの出力変数は通常、Simulinkへのランタイム関数(例えば、変位については DZ())です。

適切なインターフェースコミュニケーションをセットアップするために、Simulinkモデル内にInportとしてID Control_PlantInput、OutportとしてControl_PlantOutput(例えば、各OutportにControl_PlantInputを1つずつ)を作成します。

MotionSolveモデル(.xml)内に見つかるControl_PlantInputControl_PlantOutputの順序(行番号順、上から下)は、変数が正しい順序で交換されるよう、OutportとInportのIDの順序に一致していなければなりません。

1つのSimulink Coderライブラリシミュレーションについて、使用されているSimulink Coderライブラリを一意に認識する1つの整数を持つようにusrsub_param_stringを設定します。この番号(ID)は、このSimulink Coderライブラリに使用されているすべてのControl_PlantInputおよびControl_PlantOutputについて同じでなければなりません。

SimulinkのInportとOutportの作成

次の重要な手順として、Simulinkモデルが、対応するControl_PlantOutputControl_PlantIntputにそれぞれ適合するInportとOutportを持っていることを確認するか、それらを作成します。

Simulink Coderの設定

C++で書かれたソースコードのセットを生成するよう設定・使用されているSimulink Coderは、次の手順でライブラリを構築するために使用できます。

コンパイラでのSimulinkライブラリの構築

最後にソースコードがコンパイラに読み込まれ、修正されます。コンパイラを設定変更し、ライブラリを構築することができます。このプロセスを完了するには、MATLABとMotionSolveのインストールが必要です。ライブラリが生成されたら、それを使用するためのライセンスは不要となります。