CONN3

Connector ElementCONN3では、参照NLFE節点におけるモーションを、他のNLFE節点のセットにおけるモーションの加重平均として定義できます。

フォーマット

<CONN3
       id       = "integer"
       gi1      = "integer"
       wt1      = "real"
       gi2      = "integer"
       wt2      = "real"
       ...
       ...
       gi       = "integer"
       conn     = "string"
      [graph    = "integer"]/>

属性

id
一意の識別番号。
gi1, gi2, …
1つ目、2つ目、...、の節点の節点識別番号
gi1 gi2 .... gi k .
gi
参照節点識別番号。
wt1, wt2, …
1つ目、2つ目、...、の節点の重み値。
すべての重みを0より大きくする必要があります。
conn
座標間の結合を表す最大12個の文字を含む文字列。4
graph
ポスト処理フラグ。このフラグは、この要素をアニメーションH3Dでどのように表示するかを制御するために使用します。graphのデフォルトは0です。6

この例は、CONN3要素の定義を示しています。

<CONN3 id="100" gi1="1" wt1="1." gi2="18" wt2="1." gj="35" conn="TTTTTTTTTTTT"/>

コメント

  1. このタイプの要素は、参照節点(節点J)におけるモーションを、他の節点のセット(節点I)におけるモーションの荷重平均として結合するために使用します。最大300節点(節点I)を定義できます。タイプCONN3の各コネクター要素には、同じタイプの他のコネクター要素に対して一意の識別番号が割り当てられます。
  2. 節点に関連付けられた重みのいずれかを指定しない場合、その重みには1の値が割り当てられます。
  3. 節点J(参照節点)には、全12個の一般化座標を関連付ける必要があります。CONN3は、節点J座標に対する1つ以上の節点I座標の最大12個の運動学的関係を構築します。
    (1)
    k = 1 n ( w k r I k ) / k = 1 n w k = r J + c 0 1 * r x J + c 0 2 * r y J + c 0 3 * r z J k = 1 n ( w k r x I k ) / k = 1 n w k = c 1 1 * r x J + c 1 2 * r y J + c 1 3 * r z J k = 1 n ( w k r y I k ) / k = 1 n w k = c 2 1 * r x J + c 2 2 * r y J + c 2 3 * r z J k = 1 n ( w k r z I k ) / k = 1 n w k = c 3 1 * r x J + c 3 2 * r y J + c 3 3 * r z J

    上記方程式内の定数係数は、節点IとJのモデル位置に基づいてMotionSolveによって自動的に計算されます。

  4. 属性conn内の文字‘T’は、シミュレーション中ずっとMotionSolveによって適用される特定の運動学的関係を示します。属性connには、最大12個の‘T’(True)または‘F’(False)の文字を含めることができます。例えば、conn="TTTFFFFFFFFF"の場合、MotionSolveによって、前のコメントの最初の3つの条件は課されますが、残りの条件は課されません。
  5. 属性connのデフォルトは、"FFFFFFFFFFFF"です。また、conn="TTT"とconn="TTTFFFFFFFFF"は等価です。属性conn内の文字数が節点Iのいずれかの一般化座標の数より多い場合、節点Iのいずれかに対応する座標のない文字は無視されます。
  6. graph属性は、このコネクター要素がアニメーションH3Dでどのように表示されるかを制御します。
    • graph ="0"は、CONN2要素がH3Dで表示されないことを意味します。
    • graph ="1"は、この要素で2つの節点をつなぐラインが表示されることを意味します。