CONTACT

CONTACT関数は、Force_Contact要素に関連付けられたスカラー結果を返します。

フォーマット

CONTACT(id, jflag, comp, rm)
CONTACT(id, index, rm)

説明

CONTACT関数では次の2つの定義を使用できます:
CONTACT (id, jflag, comp, rm)
この形式は、rmによって指定された座標系で、Force_Contact要素のcompによって指定された力およびトルク成分を返します。
CONTACT (id, index, rm)
2つ目の形式は、indexに基づいて、最大貫入深さ、平均接触ポイント、垂直抗力と摩擦力などを監視するために使用できます。ベクトル成分は、必ず、rmによって指定された座標系で計算されます。この形式は、常に、接触モデリング要素で定義されたようにIボディ上の接触力を報告します。

引数

id
Force_Contact要素のID。
jflag
0または1に設定されたjflagは、力とモーメントがそれぞれIボディまたはJボディのCGで報告されることを意味します。
comp
形式CONTACT(id, jflag, comp, rm)で指定された場合、CONTACT関数によって返される接触力の成分を決定します。compは、次のように指定できます:
1
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによる力の大きさ。
2
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによる力のX成分。
3
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによる力のY成分。
4
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによる力のZ成分。
5
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによるトルクの大きさ。
6
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによるトルクのX成分。
7
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによるトルクのY成分。
8
指定されたForce_Contact要素のすべてのインシデントによるトルクのZ成分。
index
形式CONTACT(id, index, rm)で指定された場合、CONTACTステートメントによって返される数量を決定します。indexは、次のように指定できます:
1
指定された接触力要素の貫入深さ。接触領域が複数ある場合は、最大貫入深さが返されます。
2
接触ポイントの平均X位置。これは、rmによって定義された座標系で表されます。
3
接触ポイントの平均Y位置。これは、rmによって定義された座標系で表されます。
4
接触ポイントの平均Z位置。これは、rmによって定義された座標系で表されます。
5
rmによって定義された座標系で表される垂直抗力の合計のX成分。
6
rmによって定義された座標系で表される垂直抗力の合計のY成分。
7
rmによって定義された座標系で表される垂直抗力の合計のZ成分。
8
rmによって定義された座標系で表される接線力の合計のX成分。
9
rmによって定義された座標系で表される接線力の合計のY成分。
10
rmによって定義された座標系で表される接線力の合計のZ成分。
11
全接触領域の大きさ。
12
接触ポイントの総数。
13
IボディグラフィックとJボディグラフィック間の接触パッチの総数。
14
平均貫入深さ。
15
最大貫入速度。
16
平均貫入速度。
17
最大滑り速度。
18
平均滑り速度。
19
滑り速度の合計に接線力のノルムを掛けて定義される摩擦損失。
i v slip i f tangential i MathType@MTEF@5@5@+= feaagKart1ev2aaatCvAUfeBSjuyZL2yd9gzLbvyNv2CaerbuLwBLn hiov2DGi1BTfMBaeXatLxBI9gBaerbd9wDYLwzYbItLDharqqtubsr 4rNCHbGeaGqiVCI8FfYJH8YrFfeuY=Hhbbf9v8qqaqFr0xc9pk0xbb a9q8WqFfeaY=biLkVcLq=JHqpepeea0=as0Fb9pgeaYRXxe9vr0=vr 0=vqpWqaaeaabiGaciaacaqabeaadaqaaqaaaOqaamaaqafabaGaam ODamaaDaaaleaacaqGZbGaaeiBaiaabMgacaqGWbaabaGaamyAaaaa kmaafmaabaGaamOzamaaDaaaleaaciGG0bGaaeyyaiaab6gacaqGNb Gaaeyzaiaab6gacaqG0bGaaeyAaiaabggacaqGSbaabaGaamyAaaaa aOGaayzcSlaawQa7aaWcbaGaamyAaaqab0GaeyyeIuoaaaa@4D5F@
RM
力成分とモーメント成分は、この座標系で表されます。RM=0は、全体座標系を指定します。

<Post_Request
    comment = "Form 1: Total Contact Force"
    id      = "1"
    type    = "EXPRESSION"
    expr1   = "CONTACT(90,0,1,0)"
    expr2   = "CONTACT(90,0,2,0)"
    expr3   = "CONTACT(90,0,3,0)"
    expr4   = "CONTACT(90,0,4,0)"
    expr5   = "CONTACT(90,0,5,0)"
    expr6   = "CONTACT(90,0,6,0)"
    expr7   = "CONTACT(90,0,7,0)"
    expr8   = "CONTACT(90,0,8,0)"
/>
<Post_Request
    comment = "Form 2: Other Contact Results"
    id      = "1"
    type    = "EXPRESSION"
    expr2   = "CONTACT(90,6,0)"
    expr3   = "CONTACT(90,7,0)"
    expr4   = "CONTACT(90,8,0)"
    expr6   = "CONTACT(90,9,0)"
    expr7   = "CONTACT(90,13,0)"
    expr8   = "CONTACT(90,14,0)"
/>