カスタマイズ可能なコンフィギュレーションXMLファイルの作成

ADAMSファイル(ADMおよびACF)は、このファイルの情報を認識し、XMLに変換するADAMS Dataset Reader(ADR)によって解釈されます。生成されたXMLは、MotionSolve用の入力となります。



図 1. ADAMSからMotionSolveへのデータフロー

マッピングファイルが存在しない場合、ADRがデックをXMLフォーマットに変換した後、手動による編集が一部必要となります。

手動による編集プロセスを回避するために、マッピングファイルと呼ばれるカスタマイズ可能なコンフィギュレーションXMLファイルが作成されます。


図 2. ADAMSおよびMotionSolveにおけるマッピングファイルの役割
  1. ADAMS入力ファイルをMotionSolve XML入力ファイルに変換するには、次のようにマッピングファイルを編集します。


    図 3. マッピングファイルの例
  2. Edit User VariableダイアログのVariable name欄とVariable value欄に、次の図に示す値を入力します。これは、編集したマッピングファイルの場所をMotionSolveに指示する措置です。


    図 4. 環境変数の設定

本章に記載されている様々なカスタマイズ機能により、ユーザーはコアソルバーについて自身の環境を創ることが可能です。ソルバーの強化が用意されており、ユーザーのニーズに応じて製品をカスタマイズすることができます。