DELAY

DELAY関数は、遅延時間にvalで指定された式の値を計算します。

フォーマット

DELAY(val, dt, ic)

説明

遅延時間は、dtを使用して指定します。DELAYがモデル内の式として評価されると、評価された値valが現在のタイムスタンプと共にバッファにプッシュされます。DELAY関数の出力は、バッファでキー(現在のtime-dt)を検索し、時間内に完全一致が見つからなかった場合は最も近いポイント間を補間することによって求められます。

引数

val
遅延の値が計算される式。これは、状態依存の式を含む任意の有効なMotionSolve式にすることができます。
dt
valで指定された式の評価に適用される遅延時間。これは、定数値またはMotionSolve式として指定できます。遅延時間が負の場合は、0にリセットされます。つまり、負の遅延時間は使用できません。
ic
(current time - dt) < simulation start timeの場合にvalによって指定される式の値。icの値は、定数または式(時間のみの関数)として指定されます。

<Reference_Variable
     comment             = "Sample delay expression"
     id                  = "1"
     type                = "EXPRESSION"
     expr                = "DELAY(DZ(30102030),1,0)"
/>