Model ElementH3dOutput要素では、H3dOutputファイルを生成するためのさまざまなオプションを指定することができます。
属性の概要
名前 |
プロパティ |
コマンドで変更可能か |
設計可能か |
save |
Bool () |
× |
× |
linear_anim |
Bool () |
increment |
Int () |
start |
Double () |
end |
Double () |
format |
Enum ("AUTO MODAL NODAL NODALG", default="AUTO") |
stress_format |
Enum ("NONE TENSOR", default="NONE") |
strain_format |
Enum ("NONE TENSOR", default="NONE") |
使用法
H3dOutput (optional parameters)
属性
- save
- ブール
- "True"の場合は、H3Dファイルが作成されます。
- "False"の場合は、H3Dファイルの生成がオフになります。
- この属性は省略可能です。初期状態では、"True"に設定されます。
- increment
- 整数
- データをH3Dファイルに書き込む頻度を制御します。例えば、"2"は、1ステップおきにデータが書き込まれることを意味します。
- この属性は省略可能です。指定せず、type="ON"の場合は、ステップごとに出力が書き込まれます。
- start
- 倍精度
- H3Dファイルへの書き込みの開始時刻を指定します。
- この属性は省略可能です。指定せず、type="ON"の場合、startはデフォルトで0.0になります。
- end
- 倍精度
- H3Dファイルへの書き込みの終了時刻を指定します。
- この属性は省略可能です。指定せず、type="ON"の場合、endはデフォルトでシミュレーション終了時刻になります。
- format
- 文字列
- "MODAL、"NODAL"、"NODALG"、および"AUTO"からいずれかを選択します。
- "MODAL":弾性体の場合は、モード形状データとモード寄与係数の時刻歴がH3Dファイルに格納されます。このアプローチでは、モード結果から節点結果を計算する必要があるため、読み込み時に計算コストがかかります。また、このH3DファイルはHyperView Playerでは表示できません。
- "NODAL":弾性体の場合は、節点データが時間フレームごとに格納されます。そのため、通常はMODALオプションよりH3Dファイルが大きくなります。ただし、ポスト処理中にモードから節点への変換が必要ないため、可視化が大幅に高速化します。さらに、"nodal" H3DファイルはHyperView Playerで表示できます。
- "NODALG":節点の全体変位が1つのデータセットでH3Dファイルに書き込まれます。これは、形状保存変換と局所変形を組み合わせることにより実現され、節点の全体変位が取得されます。主に、アニメーションに使用されます。
- "AUTO": この方法では、最も小さいH3Dファイルを生成する方法が選択されます。
- デフォルト = "AUTO"。
- stressまたはstress_format
- 文字列
- "NONE"か"TENSOR"のいずれかのオプションを選択します(デフォルト = TENSOR)。
- stress = "NONE":応力結果はH3Dファイルに出力されません。このオプションは、大きなモデルのH3Dファイルサイズを縮小するのに役立ちます。応力結果に注目する必要がなければ、必ず使用する必要があります。
- stress_format = "TENSOR":応力結果がテンソルフォーマットでH3Dファイルに書き込まれます。HyperViewが、応力テンソルからフォンミーゼスとその他のパラメータを計算します。
- この属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで"NONE"になります。
- strainまたはstrain_format
- 文字列
- "NONE"か"TENSOR"のいずれかのオプションを選択します(デフォルト = TENSOR)。
- strain = "NONE":ひずみ結果はH3Dファイルに出力されません。このオプションは、大きなモデルのH3Dファイルサイズを縮小するのに役立ちます。ひずみ結果に注目する必要がなければ、必ず使用する必要があります。
- strain_format = "TENSOR":ひずみ結果がテンソルフォーマットでH3Dファイルに書き込まれます。
- この属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで"NONE"になります。
例
下の例は、
H3dOutputオプションの定義方法を示しています。
h3d = H3dOutput (save=True, inc=1, start=0.2, end=1.3, format="AUTO", stress="TENSOR", strain="TENSOR")
コメント
- プロパティの概要、使用理由、および拡張方法については、プロパティをご参照ください。