MODIFY

Utility/Data Access SubroutineMODIFYは、CONSUBからADAMS/Solverコマンドを実行可能なユーティリティサブルーチンです。この関数は、ADAMS用に作成済みのユーザーサブルーチンとMotionSolveとの適合性を維持するために提供されます。

定義

MotionSolve用のCONSUBを作成している場合は、代わりにMODSETを使用する方が簡単です。MODSETの方が一般的です。XMLファイル内の属性を変更できます。

フォーマット

Fortranの呼出し構文
CALL MODIFY (command, status)
C/C++の呼出し構文
c_modify (char* command, int* status);
Pythonの呼出し構文
status = py_modify(command)
MATLABの呼出し構文
status = m_modify(command)

属性

command
文字配列
文字配列に格納される有効なADAMS/Solverコマンド。

出力

status
整数
MODIFYに対する呼び出しのステータスを返すフラグ。ISTATは次の値を取ります:
  • 0 = 成功
他の値は失敗を意味します。

def consub (par, npar):
    #Purpose of the CONSUB

    #This CONSUB performs 2 simulations:
    #   1. gravity = 1g     (surface of Earth)
    #   2. gravity = 0.38g  (surface of Mars)


    # Behavior on Earth
    istat = py_datout()
    status = py_analys ("TRANSIENT", "Simulation on Earth", 0.0, 1.0, 1)


    # Behavior on Mars
    command = "ACCGRAV/IGRAV=0, JGRAV=0, KGRAV=-3.72742"
    istat = py_modify (command)
    istat = py_datout()
    status = py_analys ("TRANSIENT", "Simulation on Mars", 1.0, 2.0, 1)


    return status

コメント

  1. MODIFYを呼び出すことができるのは、CONSUBのみです。
  2. 解析を実行し、出力を書き込むことができる他の関数と組み合わせると、この関数は高度な解析機能を作成できる極めて強力な機能になります。
  3. MODIFYを呼び出してモデルトポロジーを変更した後、続くANALYSの呼び出しでは、初期化フラグを1に設定する必要があります。これにより、方程式が再定式化され、モデル変更の影響が考慮されます。
  4. 一部のモデルパラメータだけをMODIFYで変更する場合、続くANALYSの呼び出しで方程式を再定式化しないことも可能です。