MotionSolveのモジュール

MotionSolveには、プリプロセッサ、ソルバー、ポストプロセッサの3つのモジュールが含まれています。

MotionSolveは通常、下記のいずれかの方法で実行します:
  • MotionViewから実行
  • スタートメニューからAltair Compute Consoleを介して(Windowsプラットフォーム上)
  • コマンドラインでmotionsolveスクリプトを介して(ユーザーのために環境を設定)
  • コマンドラインでmbd_dを介して(環境変数が必要)
これらの方法のいずれかで実行する際、MotionSolveはそのモジュールをそれぞれコールします:
Preprocessorモジュール(mspre
ソルバーがADAMS入力ファイル(ADM/ACF)を扱えるようにするためのプリプロセッシングモジュールです。このモジュールへの入力は、ADM/ACFです。弾性体マルチボディモデルの場合、各弾性体についてflex-H3Dファイルも必要です。このモジュールの出力は、MotionSolve XMLフォーマットです。
Solverモジュール(msolve
モデルを実際に解析するモジュールです。このモジュールへの入力は、MotionSolve XMLファイルのみです。このモジュールは、LOGファイルとMRFファイルを出力し、リクエストに応じて他の出力ファイルを出力します。
Postprocessorモジュール(mspost
ポストプロセッシングモジュールです。このモジュールへの入力は、MotionSolve XMLファイルとMRFファイルです。弾性体マルチボディモデルの場合、各弾性体についてflex-H3Dファイルも入力される必要があります。このモジュールからの出力は、ABF、PLTおよびH3Dファイルです。
注: ソリューションプロセスを構成する個々のモジュールをコールすることによって、MotionSolveの任意の部分を実行することも可能です。これらのモジュールを実行するには、以下のMotionSolveの環境変数を設定する必要があります:
  • NUSOL_DLL_DIR
  • PATH
  • RADFLEX_PATH

上記の3つのモジュールに対応した実行可能ファイルは次の場所にあります:

[install-path]\hwsolvers\motionsolve\bin\<platform>. 

XML、LOG、MRF、ABF、PLTおよびH3Dファイルの内容については、入出力ファイルフォーマットトピックをご参照ください。