Model ElementNforceは、多数のマーカー間で作用する力とトルクを定義します。力およびトルクは、さまざまなマーカーの相対変位および速度の線形関数にすることのみが可能です。
属性の概要
名前 |
プロパティ |
コマンドで変更可能か |
設計可能か |
id |
Int () |
|
|
label |
Str () |
○ |
|
imarkers |
Reference (Marker, count=0) |
|
○ |
j |
Reference (Marker) |
○ |
○ |
cratio |
Double () |
○ |
FDのみ |
cmatrix |
Reference ("Matrix") |
○ |
FDのみ |
kmatrix |
Reference ("Matrix") |
○ |
FDのみ |
length |
Reference ("Matrix") |
○ |
FDのみ |
force |
Reference ("Matrix") |
○ |
FDのみ |
active |
Bool () |
○ |
|
使用法
Nforce (j=objMarker, imarkers=list, kmatrix=objMatrix, optional_attributes)
属性
- j
- 既存のMarkerオブジェクトへの参照
- Nforceの参照座標系であるMarkerを指定します。剛性や減衰のマトリクスや力などの入力はすべてjで測定されます。相対変位、速度、および力ベクトルはこの座標系で計算されます。
- j属性は必須です。
- imarkers
- 既存のMarkerオブジェクトのリスト
- NFORCEが適用されるIMARKERSのリストを指定します。
- imarkers属性は必須です。
- kmatrix
- 既存のMatrixオブジェクトへの参照
- 剛性マトリクスを含むMATRIX要素を指定します。これは、6N*6Nマトリクスです。ここで、NはIマーカーの数です。
- kmatrix属性は必須です。
- kmatrixは半正定値にする必要があります。これは、任意の変形Δについて、マトリクスの積ΔT[kmatrix]Δ ≥ 0であることを意味します。
- id
- 整数
- 要素識別番号を指定します。この番号は、モデル内のすべてのNforceオブジェクトの中で一意にする必要があります。
- この属性は省略可能です。MotionSolveは、IDが指定されていない場合、自動的にこれを作成します。
- 値の範囲:id > 0
- label
- 文字列
- Nforceオブジェクトの名前を指定します。
- この属性は省略可能です。指定しない場合は、MotionSolveが代わりにラベルを作成します。
- cratio
- 倍精度
- 減衰スケールファクターを定義します。これが指定されている場合、減衰マトリクスはC = cratio * Kとして計算されます。
- cratio属性は省略可能です。
- cratio ≥ 0
- cratioのデフォルト値は0です。
注: cratioとcmatrixは相互排他的です。どちらも指定しないか、どちらか一方のみを指定することができます。
- cmatrix
- 既存のMatrixオブジェクトへの参照
- 減衰マトリクスを含むMATRIX要素を指定します。これは、6N*6Nマトリクスです。ここで、NはIマーカーの数です。
- cmatrix属性は省略可能です。
- デフォルトはゼロマトリクスです。
- 指定する場合、cmatrixは半正定値にする必要があります。これは、任意の変形速度vについて、マトリクスの積vT[cmatrix]v ≥ 0であることを意味します。
注: cratioとcmatrixは相互排他的です。どちらも指定しないか、どちらか一方のみを指定することができます。
- force
- 既存のMatrixオブジェクトへの参照
- NFORCEが適用される各マーカーペアのプリロード値を含む6N*1 MATRIX要素を指定します。NはIMARKERSの数です。
- force属性は省略可能です。
- デフォルトはゼロマトリクスです。
- length
- 既存のMatrixオブジェクトへの参照
- NFORCEが適用される各マーカーペアの長さ値を含む3N*1 MATRIX要素を指定します。NはIMARKERSの数です。
- length属性は省略可能です。
- 省略された場合、imarkersは参照位置にあると見なされます。これは、入力コンフィギュレーションでは、すべての変形が0として計算されることを意味します。
- active
- ブール
- "TRUE"または"FALSE"のどちらかを選択します。
- "TRUE"は、要素がモデル内でアクティブであり、システムの動作に影響を与えていることを示します。
- "FALSE"は、要素がモデル内で非アクティブであり、システムの動作に影響を与えていないことを示します。エンティティがモデルから削除される場合とほとんど同じですが、必要に応じて“ON”にできる点が異なります。
- 属性activeは省略可能です。指定しない場合、activeはデフォルトで"TRUE"になります。
例
下の例は、
NFORCE要素の定義方法を示しています。
# Define the necessary markers
m10 = Marker (body=p10, qp=[1.4,3.1,1.61], zp=[1.5,3.1,1.61])
m101 = Marker (body=p11, qp=[-4.4, 9.3, 5.31])
m102 = Marker (body=p12, qp=[8.14, 2.01, 1.11])
m103 = Marker (body=p13, qp=[0.0, 4.56,2.02])
# Define the Nforce
nfo1 = Nforce (label="Truss", j=m10, imarkers=[m101,m102,m103], kmatrix=mat11, cratio=0.01)