応用分野1:経路の合成

この手法は、自由度がゼロであるシステムなど、おもに運動学的機構のモデルで使用します。通常は、入力リンクのいずれか1つに入力モーションを指定します。ここでのタスクは、別のいずれかのリンクにある出力ポイントが、規定した経路をたどるように、リンクの長さを計算することです。

下の左側の図に示す4バー機構を検討します。リンクABに対して入力θ(t)を指定します。リンクABがピボットを中心に回転すると、カプラーリンクの中点が、青い破線で示された経路を移動します。


図 1.
設計目的
カプラーリンクの中点が、右側の図に赤色で示した経路を移動するように、4バー機構のリンク長さを決定します。
設計変数
リンク長さを決定するポイントA、B、C、Dの位置。