カスタマイズ機能

上級ユーザーは、MotionSolveのカスタマイズ機能を使用して、MotionSolveの入力フォーマットを特定の分野に適するようにカスタマイズできます。

従来から、マルチボディソルバーには、特定分野に合わせてソルバーをカスタマイズできるようにユーザーサブルーチンが用意されています。例えば、車両動解析の専門家は、FIESUBユーザーサブルーチンを使用して特殊用途のブッシュを設計できます。下の図は、ユーザーサブルーチンの作成によりカスタマイズが可能なモデリングのステートメントおよびコマンドを示すものです。


図 1. 従来のカスタマイゼーション
MotionSolveは、ユーザーサブルーチンのほか、拡張したカスタマイズ機能を提供します。これは、ユーザーによる変更が可能なXMLマッピングファイルを介して行われます。このマッピングファイルで、ユーザーは下記のカスタム要素を定義することが可能です:
  • カスタム関数
  • カスタムステートメント
  • カスタムメッセージング
    • Messaging API
    • Messaging Mapping
  • カスタム結果出力
    • Results API
  • カスタム変換ルール