PBEAMA
Geometric Properties ElementPBEAMAでは、任意の断面の関連するビーム要素の形状プロパティを指定できます。
フォーマット
<PBEAMA
id = "integer"
mid = "integer"
area = "real"
ixx = "real"
iyy = "real"
izz = "real"
iyz = "real"
nx = "integer"
ny = "integer"
nz = "integer"
ngx = "integer"
ngy = "integer"
ngz = "integer"
graph = "integer"
/>
属性
- id
- 一意のビームプロパティ識別番号。
- mid
- 材料プロパティ識別番号。
- area
- ビーム要素の断面積。
- ixx, iyy, izz
- ビーム要素のそれぞれ、rx、ry、およびrzを通る軸に関する断面1次モーメント。
- iyz
- ryおよびrzを通る軸に関する要素の慣性乗積。
- nx, ny, nz
-
X、Y、およびZ方向の積分点の数。
nx、ny、nzのデフォルトは、それぞれ、5、3、3です。
- ngx, ngy, ngz
- X、Y、およびZ方向の部分要素の数。3つすべてのデフォルトは1です。4
- graph
- この要素をアニメーションH3Dでどのように表現するかを決定するポスト処理フラグ。デフォルトは1です。
例
この例は、PBEAMAプロパティ要素の定義を示しています。
<PBEAMA id="1" mid="1" area="50." ixx="50." iyy="50." izz="50." nf="1" nx="5" ny="3" nz="3" />
コメント
- このタイプのプロパティカードは、BEAM要素の形状プロパティを指定するために使用します。ビームプロパティ要素ごとに、一意の識別番号を割り当てる必要があります。
- このプロパティカードは、ビームの形状プロパティを定義します。ビームの材料プロパティは、midで指定された材料によって定義されます。
- graphは、この要素をアニメーションH3Dファイルでどのように表現するかを決定するポスト処理フラグです。
- graph ="0"は、この要素がH3Dで表現されないことを意味します。
- graph = "1"は、この要素が、2つの結合される節点間を結ぶラインとして表現されることを意味します。
図 1. graph = 1のビームの表現。注: graph="0"またはgraph="1"を使用する場合は、応力、ひずみ、または変位コンターを表示できません。これを行うには、graph="2"またはgraph="3"を使用します。- graph = "2"は、ビームが3Dソリッド要素で表現されることを意味します。このモードは、応力 / ひずみや変位のコンターを表示する場合に便利です。
図 2. graph = 2のビームの表現。ビームは3D要素で表現されている。- graph = "3"は、ビームが3Dソリッド要素と、ビームの2つの節点を結ぶラインの両方として表現されることを意味します。これは、ビームの中心線と3D表現の両方を表示する必要がある場合に便利です。
図 3. graph = 3のビームの表現。ビームの中央の3D要素がオフになってビームの中心線が表示されている。 - ビームをソリッドとして表現する場合、引数ngx、ngy、およびngzによって、アニメーションH3Dでビームを表現するために使用される要素の数が決定されます。
図 4. 単純なビームの3D表現に対するngx、ngy、およびngzの影響
ngx = ngy = ngz = 1
図 5.
ngx = ngy = ngz = 2
図 6.
ngx = ngy = ngz = 3
ngx、ngy、およびngzを増やすと、ビームの表現は向上しますが、MotionSolveがH3Dを書き出すためのポスト処理時間も増加します。加えて、ngx、ngy、またはngzの値を大きくすると、H3Dのファイルサイズが大幅に増加します。これらの属性については、可視化ニーズを満たす最小の値を使用することを検討してください。