ポストプロセッシング要素

プロッティング

システムモデリングの主な利点は、任意のシステム変数のプロットを簡単に出力する機能にあります。Post_Request要素はこれを可能にします。

一般的な要求については、MotionSolveは下記のタイプを用意しています:
  • MARKER_DISPLACEMENT
  • MARKER_VELOCITY
  • MARKER_ACCELERATION
  • MARKER_FORCE

マーカーIDを与える必要があります。ELEMENTAL_FORCEという別のタイプは、ジョイントやブッシュといった特定の要素内のフォースを出力するのに役立ちます。

また、MotionSolve関数を用いてシステム変数で表わした数式としてPost_Requestを定義することも可能です。各Requestは、F1からF8までのラベルがついたベクトルに保管される最大8個の式を定義できます。

また、REQSUBユーザーサブルーチンを使って、C/C++またはFortranで出力を定義することも可能です。

モデルにPost_Request要素が含まれている場合、プロットデータはABFファイルに書き出されます。

アニメーション

MotionSolveには、ボディを可視化するための下記のグラフィックプリミティブが用意されています:
  • BoxDefinedFromCorner
  • BoxDefinedFromCenter
  • Cylinder
  • Frustum
  • Ellipsoid
  • Sphere
  • Plane
  • CircleFromRM
  • CircleFromRadius
  • ArcFromRM
  • ArcFromRadius
  • Point
  • TriaMesh

SPDP要素は、バネの可視化に使用されます。Outline要素は、1つまたは複数のボディに属する幾つかのマーカーを使ってアウトライングラフィックを定義するために使用されます。

アニメーションデータはすべて、H3Dファイルに書き出されます。モデルにタイプMARKER_FORCEまたはELEMENTAL_FORCEのPost_Requestが含まれる場合、MotionSolveは、フォースベクトルとモーメントベクトルもH3Dファイルに書き出して、これらのベクトルを可視化できるようにします。