SpringDamper

Model ElementSpringDamperは、2つのマーカー間に作用するスプリングダンパを定義します。

クラス名

SpringDamper

説明

これは、並進要素（力を適用）または回転要素（トルクを適用）にすることができます。どちらの場合も、力は、剛性係数、減衰係数、自由長、およびプリロードによって表現されます。

使用法

# Translational Spring-Damper 
SpringDamper (type="TRANSLATION", i=objMarker, j=objMarker, optional_attributes)

# Rotational Spring-Damper 
SpringDamper (type="ROTATION", i=objMarker, j=objMarker, optional_attributes)

属性の概要

名前 プロパティ コマンドで変更可能か 設計可能か
id Int ()    
label Str ()    
i Reference (Marker) ○ ○
j Reference (Marker) ○ ○
type Enum ("TRANSLATION ROTATION")    
c Double () ○ ○
ct Double () ○ ○
k Double () ○ ○
kt Double () ○ ○
force Double () ○ ○
torque Double () ○ ○
length Double () ○ ○
angle Double () ○ ○
active Bool () ○  

属性

並進スプリングダンパ
type
文字列
SPRINGDAMPERのタイプを指定します。type= "TRANSLATION"を設定します。"TRANSLATION"は、この要素によって、2つのMarker間に力が適用されることを意味します。トルクは適用されません。
type属性は必須です。
i
既存のMarkerオブジェクトへの参照。
力またはトルクが適用されるマーカーを指定します。これは力の作用点として指定されます。
i属性は必須です。
j
既存のMarkerオブジェクトへの参照。
反力と反トルクが適用されるマーカーを指定します。これは力の反作用点として指定されます。
j属性は必須です。
k
倍精度
並進スプリング剛性を指定します。これは、単位並進たわみあたりの力の単位で表されます。
k属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
k ≥ 0.0
c
倍精度
並進減衰係数を指定します。これは、単位並進たわみ速度あたりの力の単位で表されます。
c属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
c ≥ 0.0
length
倍精度
スプリングの自由長を指定します。
length属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
force
倍精度
SPRINGDAMPERのプリロードを指定します。
これは、IマーカーとJマーカーの間の距離がlengthで指定した値と等しい場合の力です。正の値は、距離を増加させるような力を意味します。逆に、負の値はスプリングを伸ばすような力となります。
force属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
回転スプリングダンパ
type
SPRINGDAMPERのタイプを指定します。type= "ROTATION"を設定します。"ROTATION"は、この要素によって、2つのマーカー間にトルクが適用されることを意味します。力は適用されません。
i
既存のMarkerオブジェクトへの参照。
力またはトルクが適用されるマーカーを指定します。これは力の作用点として指定されます。
i属性は必須です。
j
既存のMarkerオブジェクトへの参照。
反力と反トルクが適用されるマーカーを指定します。これは力の反作用点として指定されます。
j属性は必須です。
kt
倍精度
回転スプリング剛性を指定します。これは、単位回転たわみあたりのトルクの単位で表されます。
kt属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
ct
倍精度
回転減衰係数を指定します。これは、単位たわみ角速度あたりのトルクの単位で表されます。
ct属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
angle
倍精度
スプリングの自由角度を指定します。
angle属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
torque
倍精度
SPRINGDAMPERのプリロードを指定します。
これは、IマーカーとJマーカーの間の角度がangleで指定した値と等しい場合のトルクです。正の値は、角度を増加させるようなトルク（反発）を意味します。逆に、負の値は、角度を"減少"させるようなトルクを意味します。
torque属性は省略可能です。指定しない場合は、デフォルトで0.0になります。
オプション属性 - すべてのバリアントに使用できます。
id
整数
要素識別番号を指定します。この番号は、モデル内のすべてのSpringDamperオブジェクトの中で一意にする必要があります。
この属性は省略可能です。MotionSolveは、IDが指定されていない場合、自動的にこれを作成します。
値の範囲：id > 0
label
文字列
SpringDamperオブジェクトの名前を指定します。
この属性は省略可能です。指定しない場合は、MotionSolveが代わりにラベルを作成します。
active
ブール
TrueとFalseのどちらかを選択します。
  • Trueは、要素がモデル内でアクティブであり、システムの動作に影響を与えていることを示します。
  • Falseは、要素がモデル内で非アクティブであり、システムの動作に影響を与えていないことを示します。エンティティがモデルから削除される場合とほとんど同じですが、必要に応じて“ON”にできる点が異なります。
属性activeは省略可能です。指定しない場合、activeはデフォルトでTrueになります。

例

  1. XMLの例のセクション内の並進SPRINGDAMPERをモデル化します。
    #< Force_SpringDamper
#     id                   = "18"
#     i_marker_id          = "22"
#     j_marker_id          = "11"
#     type                 = "TRANSLATIONAL"
#     stiffness            = "1200"
#     damping              = "10"
#     length               = "0.5"
#     preload              = "300"
#/>

spdp1 = SpringDamper (label="spdp1", i=m22, j=m11, type="TRANSLATION", c=10, k=1200, force=300, length=0.5)
  2. XMLの例のセクション内の回転SPRINGDAMPERをモデル化します。
    #<Force_SpringDamper
#     id                   = "18"
#     i_marker_id          = "1029"
#     j_marker_id          = "1039"
#     type                 = "ROTATIONAL"
#     stiffness            = "500"
#     damping              = "50"
#     length               = "0.3"
#     preload              = "0."
#/>

spdp2 = SpringDamper (label="spdp2", i=m1029, j=m1039, type="ROTATION", ct=50, kt=500, angle=0.3)

コメント

  1. プロパティの概要、使用理由、および拡張方法については、プロパティをご参照ください。
  2. SpringDamperの詳細については、Force: Spring Damperをご参照ください。