SYSARY

Utility/Data Access Subroutine変位や速度など、さまざまなシステム状態を取得して、それらをユーザー定義のサブルーチンで使用できるようにします。SYSARYは、適切な入力引数(下記参照)で呼び出す必要があり、対応するシステム状態を返します。

フォーマット

Fortranの呼出し構文
CALL SYSARY (FNCNAM, IPAR, NSIZE, STATES, NSTATES, ERRFLG)
C/C++の呼出し構文
c_sysary (fncnam, ipar, nsize, states, nstates, errflg)
Pythonの呼出し構文
[states, errflg] = py_sysary (fncnam, ipar)
MATLABの呼出し構文
[states, errflg] = m_sysary (fncnam, ipar)

属性

FNCNAM
SYSARY呼び出し用の関数の名前を指定する変数。有効な関数名を以下に示します。
IPAR
FNCNAMの入力パラメータを含むベクトル。この配列のサイズはNSIZEにする必要があります。
NSIZE
SYSARY呼び出しのパラメータの数を含むスカラー整数変数。
STATES
SYSARY呼び出しから返される値。倍精度配列STATESの次元は、使用される関数名によって異なります。
NSTATES
STATES配列に格納された値の数を表す整数値。
ERRFLG

SYSARY関数呼び出しの成否を表す論理フラグ。

  • False/0 - 成功。
  • True/ ゼロ以外 - 関数呼び出しでエラー発生。

完全な定義

この関数は、次のような、ユーザー定義のサブルーチンのサブセットでのみ呼び出すことができます:ARYSUBCONSUBDIFSUBGFOSUBREQSUBSENSUBSEVSUBSFOSUBTUNSUBVARSUBVFOSUB、およびVTOSUB。特に、UCOSUBCOUSUBCOUXXCOUXX2FIESUBMOTSUBGSESUBGSEXXGSEXUGSEYX、およびGSEYUから呼び出すことはできません。上記ルーチンの場合は、システム状態を入力引数として明示的に渡す必要があり、SYSARAYまたはSYSFNC呼び出しを介して抽出することはできません。

表 1. 変位
関数 関数の詳細 NSIZE NSTATES
DISP 変位の6つの成分を返します。 1-3 6
TDISP 変位の3つの並進成分を返します。 1-3 3
RDISP 3つのオイラーBody-3 Body-1 Body-3回転を返します。 1-2 3
Q 弾性体のモード一般化座標を表します。 1 NMODES
UVX Jマーカーの座標系で、IマーカーのX軸の方向余弦を返します。 2 3
UVY Jマーカーの座標系で、IマーカーのY軸の方向余弦を返します。 2 3
UVZ Jマーカーの座標系で、IマーカーのZ軸の方向余弦を返します。 2 3
DC Jマーカーの座標系で、IマーカーのX、Y、およびZ軸の方向余弦を返します。 2 9
表 2. 速度
関数 関数の詳細 NSIZE NSTATES
VEL 速度の6つすべての成分を返します。 1-4 6
TVEL 速度の3つの並進成分を返します。 1-4 3
RVEL 速度の3つの回転成分を返します。 1-3 3
QDOT 弾性体のモード一般化座標の1次時間導関数を返します。 1 NMODES
表 3. 加速度
関数 関数の詳細 NSIZE NSTATES
ACC 加速度の6つすべての成分を返します。 1-4 6
TACC 加速度の3つの並進成分を返します。 1-4 3
RACC 加速度の3つの回転成分を返します。 1-4 3
QDDOT 弾性体のモード一般化座標の2次時間導関数を返します。 1 NMODES
表 4. Marker Force
関数 関数の詳細 NSIZE NSTATES
FORCE 力の6つすべての成分を返します。 1-3 6
TFORCE 力の3つの並進成分を返します。 1-3 3
RFORCE 力の3つの回転成分を返します。 1-3 3
表 5. システム要素
関数 関数の詳細 NSIZE NSTATES
PINPUT PINPUTの直接の値を返します。

IPAR(1) - ID

1 n ‐ モデル内で使用可能な要素の数
POUTPUT POUTPUTの直接の値を返します。

IPAR(1) - ID

1 n ‐ モデル内で使用可能な要素の数
ARRAY ARRAYの直接の値を返します。

IPAR(1) - ID

1 n ‐ モデル内で使用可能な要素の数