Tfsiso
Model ElementTfsisoは、ラプラス領域内で線形かつ時不変の動的システムを定義する抽象モデリング要素です。
クラス名
Tfsiso
説明
SISOは、単入力単出力を意味します。このような動的システムは、伝達関数によって表現されます。実際には、伝達関数の多くが実験とその後の曲線フィッティングによって表されます。この要素のモデリング用途としては、アクチュエーター(電動、油圧、空気圧)、振動絶縁装置(ブッシュとショックアブソーバー)、コントローラー(PID)が挙げられます。
属性の概要
名前 | プロパティ | コマンドで変更可能か | 設計可能か |
---|---|---|---|
id | Int () | ||
label | Str () | ○ | |
numerator | Double (count=0) | ○ | FDのみ |
denominator | Double (count=0) | ○ | FDのみ |
x | Reference ("Array") | ○ | |
y | Reference ("Array") | ○ | |
u | Reference ("Array") | ○ | |
static_hold | Bool () | ○ | |
active | Bool () | ○ |
使用法
Tfsiso (x=objArray, u= objArray, y= objArray, numerator=list, denominator=list, optional_attributes)
属性
- x
- タイプXのArrayオブジェクトへの参照。
- u
- タイプUのArrayオブジェクトへの参照。
- y
- タイプYのArrayオブジェクトへの参照。
- numerator
- 倍精度値のリスト。
- denominator
- 倍精度値のリスト。
- id
- 整数
- label
- 文字列
- static hold
- ブール
例
- 3次ローパスButterworthフィルタを定義します。
ローパスフィルタは、周波数が特定のカットオフ周波数より低い信号を通過させ、周波数が特定のカットオフ周波数より高い信号を減衰させる伝達関数です。
Butterworthフィルタは、入力の周波数がカットオフ周波数より低い(通過帯域)場合に周波数応答をできるだけ平坦にするように設計された信号処理フィルタの一種です。入力周波数がカットオフ周波数より高い(阻止帯域)場合、信号は急激に減衰します。
# Define the X, U arrays
x1 = Array (type="X", size=3)
y1 = Array (type="Y", size=1)
# Define the input signal
v1 = Variable (function="0.5*3.123*VM(21,11)**2")
u1 = Array(type="U", size=1, variables=[v1])
# Now define the 3rd order Butterworth low-pass filter coefficients
num = [1]
den = [1, 2, 2, 1]
tf = Tfsiso (label="Butterworth order-3", x=x1, u=u1, y=y1, numerator=num, denominator=den)