マルチボディシミュレーションは、出力時刻ごとにシステムの状態を包括的に書き出すことができます。したがって、システム挙動の時刻歴が出力ファイルに記録されます。
この出力には、以下の情報の任意の組み合わせを含めることができます:
- 変位
- 速度
- 加速度
- 反力
- 適用される力
- ユーザー定義の変数
- ユーザー定義の結果
- システムモデリング要素の状態
- システムモデリング要素(線形伝達関数など)からの出力
- 線形化されたモデルの状態マトリックスのプラント入力および出力
- 線形化されたモデルの一連のプラント入力および出力に対応する状態マトリックス
- 指定された操作点における固有値と固有ベクトル
解析の実行後に、着目する対象の出力を確認し、システムの挙動を理解できます。多くの場合、出力を使用してシステムのグラフィカル表現をアニメーション表示することで、システム挙動に関する直感的な理解を深めることができます。市販のソリューションでは通常、結果を解釈するためのツール一式が提供されます(アニメーション、X-Yプロット、数値形式の出力、結果セットに対する算術演算など)。
図 1 は、現在のMBSソフトウェアで使用できるいくつかの一般的な可視化機能を示しています。