ユーザーサブルーチンのガイドライン

ユーザーサブルーチンは、様々な理由で作成されます。 例えば:
  • 重要な論理的条件によって決定される物理現象を描写するため
  • 複雑な式を明示的な形式で定式化することが実際困難な場合
  • C/C++やFortranのようなプログラミング言語や、PythonComposeMATLABなどのようなスクリプト言語を最大限に活用するため
    注: ユーザーサブルーチンを使用することで、マルチボディモデルに一定の複雑さが発生します。システムをモデル化する際、サブルーチンを使う必要がある、もしくはそれがより便利である場合を除き、サブルーチンを使用する前にビルトイン機能を使用することが推奨されます。

MotionSolveで自身のサブルーチンを使用するには、下記の手順に従います:

  1. ユーザー定義のモデリングエンティティを含むPythonComposeMATLAB、C/C++、またはFortranのソースファイルを作成します。
  2. C/C++またはFortranのソースコードの場合にのみ、ユーザーサブルーチンをコンパイルおよびリンクすることによってDLL(Dynamic-Link Library)またはSO(Shared Object)を取得します。PythonComposeMATLABにおいて、ソースコードの場合はコンパイルは必要ありません。Pythonルーチンは自動的にコンパイルされ、ユーザーはコンパイルされたPythonファイルをソースファイルなしでMotionSolveと使用することができます。すべてのAltair Simulation製品にPythonインタープリタがついています。ComposeMATLABでは、インタープリタを別途インストールする必要があります。
  3. 自身のマルチボディモデル内の対応するエンティティを"user defined"に設定し、自分のDLL/SOまたはスクリプトファイルを参照するように修正します。
  4. MotionSolveを実行し、シミュレーション中で適切なDLL/SOまたはスクリプトファイルを使用していることを確認します。
上記の手順の詳細を以下に説明します。

関連項目

コンパイラと必要なシステム構成

ソルバーニュートラルなルーチン