航空機の継手の解析

航空機パネルの継手について説明します。

航空機パネル、隔壁、アングル材、T字材、外板、および側面パネルは、四角形要素を使用してメッシングされます。これらを結合する継手は、四面体要素を使用してメッシングされます。ファスナーはRBE2要素とCBUSH要素を使用して定義されます。


図 1. DFEMモデル

上記の継手は、引張荷重と圧縮荷重について、2つの異なる荷重ステップで解析されます。

このモデルの荷重と境界条件の詳細は次のとおりです:


図 2. 荷重と境界条件の詳細

この解析は、さまざまな解析タイプを使用して実行されます。

線形静解析

その後、CBUSH要素の要素力が引張と圧縮の場合について確認されます。


図 3. 線形静解析によるDFEMモデルの結果

プリロードされたファスナーを使用した非線形解析

アルミニウムについてTABLED1を使用して非線形材料特性が定義され、DEFORMカードを使用して6000lbsのプリテンションがファスナーに適用されます。


図 4. 非線形静解析によるDFEMモデルの結果. (a)外部荷重の適用前(b)外部荷重の適用後

プリロードされたファスナーを使用した大変位非線形解析

OptiStructPARAM, LGDISPを使用して、大変位非線形解析をアクティブ化できます。図 5 は、非線形大変位解析の結果を示しています。


図 5. 非線形大変位静解析によるDFEMモデルの結果

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

ここで使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:
  • Linear_static_fittings.fem
  • LGDISP_preloaded.fem