入力

この項では、FSI実行の一般的な入力について説明します。

特定のSFSI/TFSI入力データの詳細については、対応するドキュメントをご参照ください。OptiStruct-AcuSolve FSIでは、通常、流体-構造相互作用解析の実行には流体-構造インターフェースを定義するだけです。

たとえば、OptiStructでは、インターフェースサーフェスのSURF IDが10の場合、入力データは次のようになります:
FSI,2,10

この場合は、他のすべてのパラメータは、それらのデフォルト値に設定されます。

実行時間を短縮するためには、交換 / 調整の回数の上限を設定するとともに、解析変数の収束トレランスをより大きい値に設定することをお勧めします。

たとえば、OptiStructで、次のデータによって交換の最大回数を5に、力と変位の収束トレランスをそれぞれ0.01に設定します:
FSI,2,10,,,,0.01,0.01

OptiStruct内のFSIバルクデータエントリは、対応するFSIサブケース情報エントリによってサブケース情報セクション内で参照される必要があります。現在は、モデル内で1つのFSIサブケースエントリのみを指定できます(つまり、複数のサブケースを含むモデル内で、1つのサブケースのみがFSIサブケースエントリを持つことができます)。詳細については、FSIの実行一般的な制限事項をご参照ください。

モデルの場所

OptiStructモデルとAcuSolveモデルは、同じ場所に存在する必要があります。つまり、流体境界メッシュとそれに対応する構造減衰サーフェスメッシュは、物理的境界として互いに一致します。これらのメッシュの間のギャップは、小さくなければなりません。AcuSolveでの交換サーフェスの一致を確認するには、.logファイルで、次に示す構造メッシュ情報を調べます。位置、サイズ、および方向の不一致の特定に役立つよう、減衰サーフェス要素の数および減衰サーフェスの最小座標と最大座標に加え、一致する境界ボックスと面積も確認します:
acuSolve:   No. external code  nodes =           170
acuSolve:   No. external code  tri3s =             0
acuSolve:   No. external code quad4s =           168
acuSolve:   No. external code  tri6s =             0
acuSolve:   No. external code line2s =             0
acuSolve:            Min/Max x-coord = -2.500000e-001 2.500000e-001
acuSolve:            Min/Max y-coord = 0.000000e+000 2.000000e+000
acuSolve:            Min/Max z-coord = -2.500000e-001 2.500000e-001
acuSolve:         Total surface area = 4.500000e+000
acuSolve:               Total length = 0.000000e+000
acuSolve:   No. external code   mbds =             0
acuSolve:     No. fluid wet surfaces =            18
acuSolve:            Min/Max x-coord = -2.500000e-001 2.500000e-001
acuSolve:            Min/Max y-coord = 0.000000e+000 2.000000e+000
acuSolve:            Min/Max z-coord = -2.500000e-001 2.500000e-001
acuSolve:   Total fluid surface area = 2.250000e+000