CAERO1
バルクデータエントリ 2つの前縁の位置と横翼弦について、空力マクロ要素(パネル)を定義します。これは、亜音速空力弾性解析における渦格子法(VML)とダブレット格子法(DLM)に使用されます。
フォーマット
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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CAERO1 | EID | PID | CP | NSPAN | NCHORD | LSPAN | LCHORD | IGID | |
X1 | Y1 | Z1 | X12 | X4 | Y4 | Z4 | X43 |
例
(1) | (2) | (3) | (4) | (5) | (6) | (7) | (8) | (9) | (10) |
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CAERO1 | 2000 | 2 | 3 | 2 | 1 | ||||
1.0 | 0.0 | 0.0 | 3.0 | 0.1 | 0.0 | 0.9 |
定義
フィールド | 内容 | SI単位の例 |
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EID | 固有の要素識別番号。 デフォルトなし(整数 > 0) |
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PID | PAERO1プロパティエントリの識別番号。
デフォルト無し(整数 > 0) |
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CP | ポイント1と4を配置する座標系。 デフォルト = 0(整数 ≥ 0) |
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NSPAN | 翼幅方向ボックスの数。 正の値を指定した場合は、均等分割と見なされます。 ゼロまたは空白の場合は、LSPANフィールドの分割ポイントのリストが指定されます。 デフォルト = 空白(整数 ≥ 0) |
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NCHORD | 翼弦方向ボックスの数。 正の値を指定した場合は、均等分割と見なされます。 ゼロまたは空白の場合は、LCHORDフィールドの分割ポイントのリストが指定されます。 デフォルト = 空白(整数 ≥ 0) |
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LSPAN | 翼幅方向ボックスの分割ポイントのリストを含むAEFACTエントリのID。これが使用されるのは、NSPANフィールドがゼロまたは空白の場合のみです。 デフォルト = 空白(整数 > 0) |
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LCHORD | 翼弦方向ボックスの分割ポイントのリストを含むAEFACTエントリのID。これが使用されるのは、NCHORDフィールドがゼロまたは空白の場合のみです。 デフォルト = 空白(整数 > 0) |
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IGID | 干渉グループのID。異なるIGIDを持つ空力要素は連成されません。 (整数 > 0) |
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、、X1, Y1, Z1 | 座標系CPにおけるポイント1の位置。 (実数) |
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X4, Y4, Z4 | 座標系CPにおけるポイント4の位置。 (実数) |
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X12, X43 | 空力座標系のエッジ翼弦長。 (実数 ≥ 0.0。ただし、両方のフィールドを同時にゼロにすることはできません。) |
コメント
- ボックスとコーナーポイント節点には、EIDから始まる連続番号が付けられます。すべてのボックスとコーナーポイント節点の番号が一意となるように注意してください。構造モデルと空力モデルの間でIDを重複させることはできますが、結果の表示に影響を与えます。同様に、一意でないコーナーIDは許容されますが、結果を可視化することはできません。
- 分割ポイントの数は、ボックスの数より1だけ多くなります。したがって、NSPAN = 3の場合、分割ポイントは0.0、0.333、0.667、1.000です。分割ポイントが指定されている場合、最初と最後のポイントは0.0と1.0である必要はありません(0.0と1.0である場合、パネルのコーナーは参照ポイントに位置しません)。
- X12またはX43が0.0に設定されている場合は、三角形要素が形成されます。
- 要素座標系は右手座標系です。翼幅方向はYe(1から4へ)であり、翼弦方向はXe(1から2へ、または4から3へ)です。パネルの最初のボックスIDは、CAERO1カードのIDと同じです。その後、翼弦方向にボックスが移るごとに、IDが1ずつ増分されます。翼弦方向の細長い各領域にIDが付与されると、パネルの先頭に戻り、翼幅方向の次のボックスに移動して、同じプロセスを繰り返します。
- CAERO1エントリの継続行は必須です。