OS-E:0205 車のバンパーの衝突

バンパーは、フロントおよびリアの衝突から乗客を守るために使用される主要パートの1つです。この例題では、非線形過渡ダイナミクス解析を使ったOptiStructでの衝突解析(フロントバンパー)を取り上げています。



図 1. FEモデル

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

Bumper_OS_Impact.fem

モデル概要

車のバンパーは1次シェル要素を使用してモデル化され、マウンティング位置において全自由度が拘束されています。ストッパー / インパクターは剛体1次シェル要素 + 慣性効果を与えるために質量が付加されたRBE2で、これはX並進以外のすべての自由度が拘束されます。スライディング接触は、バンパーのサーフェス(衝突中にストッパーと接触する領域)間およびストッパーサーフェスについて定義されます。初期速度(ストッパーに付与される)は、-694.44mm/sです。

FEモデルのプロパティは:
シェルおよび剛体要素
バンパー
1次シェル
ストッパー
1次シェルとRBE2
バンパーが他のパートと結合する位置は、すべての自由度が拘束されています。
材料プロパティは:
バンパー
ヤング率
2800 MPa
ポアソン比
0.3
初期密度
1.2e-9 ton/mm3
ストッパー
ヤング率
2100000 MPa
ポアソン比
0.3
初期密度
7.82e-9 ton/mm3

結果

図 2で、左上のウィンドウは変位のコンターを、下のウィンドウのグラフは節点1の時間に対する変位を示しています。また、右上のウィンドウは、0.1秒のシミュレーション時間における応力のコンター(単位はMPa)を示しています。


図 2.