OS-E:2040 接触圧力応答

この例では、バージョン2018以降の最適化で非線形応答を使用するOptiStructの機能に焦点を当てています。

接触圧力と接触力は、最適化の定式化内のDRESP1カードで応答として使用することができます。接触圧力はtraction/normalとして、接触力はcontact force/normal、contact force/tangentとして出力されます。マスターサーフェスからの応答が最適化の定式化で使用されます。

モデルファイル

必要なモデルファイルのダウンロードについては、モデルファイルへのアクセスを参照してください。

この例で使用されているモデルファイルには以下のものが含まれます:

contpres_QA.fem

モデル概要

モデルは、板厚がそれぞれ20 mmである2つのソリッドから成ります。ソリッド間には節点-サーフェス接触が設定されています。非線形静的解析では、上部ソリッドサーフェス(9*100)の中央に900Nの力が付与されます。制約条件を設定し、接触圧力を0.335を上限として質量を最小化することを目的とした最適化を行います。

材料プロパティは:
ヤング率
210 x 103 MPa
ポアソン比
0.3
密度
7.9 x 10-9 ton/mm3

結果



図 1. 反復計算0、荷重係数1.00における接触力の分布


図 2. 反復計算5における接触力の分布

収束した最適化モデルでは、重量は2.37635E-3トンから2.37585E-3トンに軽量化され、接触圧力は0.3444MPaから0.3351MPaに低減されています。