CSTRESS
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でこのコマンドを使用すると、すべてのサブケースまたは個々のサブケースのPCOMP、PCOMPP、またはPCOMPGプロパティを参照するシェル要素のプライ応力を出力するよう要求できます。
これは、H3Dフォーマットの線形静解析、非線形静解析(微小変位と大変位の両方)、および非線形過渡解析(微小変位と大変位の両方)で、MAT9を使用したPCOMPLSまたはPSOLIDを参照するソリッド要素でもサポートされています。
フォーマット
CSTRESS (format_list,type,random,NDIV,statistics, location) = option
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
format | <HM、H3D、OPTI、PUNCH、OP2、HDF5、空白> |
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type | <ALL、PRINC、TENSOR、DIRECT> デフォルト = ALL(DIRECTフォーマット) |
|
random | <PSDF, RMS, PSDFC> デフォルト値はありません。 |
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ndiv | <整数> デフォルト = 3 |
複合材応力が計算される層の数。この計算で使用できるndivの最大数は5です。9 - 13 |
statistics | <STATIS, OSTATIS, または空白> | 過渡解析の時間経過に伴う複合材応力統計の結果は、このオプションによって制御されます。 15
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location | <CENTER、CORNER、空白> |
コメント16を参照。 |
option | <YES、ALL、空白、NO、NONE、SID、PSID> デフォルト = YES |
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コメント
- CSTRESSコマンドを指定しなかった場合、プライ応力の結果は出力されません。
- STRESS入出力オプションは、均質な複合材料の応力結果の出力を制御します。
- 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
- <table conref="../../bank/solvers_shared_format_tables_b.dita#reference_jc5_v4z_vgb/solvers_shared_format_tables_b_table_tmf_5gz_fjb" id="analysis_technique_imperfection_r_table_skj_fhz_fjb"></table>
- 対応する層の応力結果の計算をアクティブ化するには、バルクデータエントリPCOMPまたはPCOMPGのSOUTフィールドをYESに設定する必要があります。PCOMPPでは、対応するPLYエントリのSOUTフィールドをYESに設定する必要があります。
- PCOMPGバルクデータエントリで定義されている層の結果は、GPLYIDごとにグループ化されます。
- 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
- format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
- シェル要素では、以下のに、各ndiv値について複合材応力が計算される平面を示します。BOT、MID、およびTOPは、個別プライの底面、中間面、および上面を表します。層の数は、プライの底面からの平面 / 区画の相対距離を表します。
- NDIV
- 複合材ひずみが計算される平面
- 1
- MID
- 2
- BOT、TOP
- 3
- BOT、MID、TOP
- 4
- BOT、0.33、0.67、TOP
- 5
- BOT、0.25、MID、0.75、TOP
- CSTRESS、CSTRAIN、およびCFAILUREで異なるndiv値が指定されている場合は、最も大きい値が、複合材応力、複合材ひずみ、および破壊インデックスの計算で使用されます。
- CFAILUREが使用されていない場合は、複合材強度比は出力されません。CSTRESSエントリとCSTRAINエントリを使用して破壊指数を要求することはできません。
- シェル要素では、NDIVフィールドは線形静、非線形静(微小変位および大変位)、ノーマルモード、直接法周波数応答、モーダル周波数応答、直接法過渡、モーダル過渡、非線形過渡(微小変位および大変位)の各解析タイプのみでサポートされています。NDIVフィールドは、1次要素と2次要素でサポートされています。
- ソリッド要素では、NDIVはユーザー入力と関係なく常に3と等しくなります。
- HDF5出力は、.h5バイナリ結果ファイルに出力されます。.h5出力フォーマットが要求された場合にサポートされる解析タイプおよび要素の詳細については、.h5ファイル を参照してください。
古いHDF5フォーマット(.hdf5)の詳細については、PARAM, HDF5と.hdf5ファイルを参照してください。
- 複合材応力統計は、直接法による線形過渡解析とモーダル線形過渡解析でサポートされています。
複合材応力統計では、H3D出力のみがサポートされます。
STATISまたはOSTATISを指定している場合、過渡解析では時間の経過に伴う以下の統計が出力されます。- 統計
- サポートされている複合材応力結果タイプ
- Minimum and Tme of Minimum
- 材料(プライ)座標系内のP1(最大主)、P2(中間)、P3(最小主)、法線応力
- Maximum and Time of Maximum
- 材料(プライ)座標系内のフォンミーゼス、P1(最大主)、P2(中間)、P3(最小主)、法線応力
- Maximum and Time of Maximum
- 材料(プライ)座標系内のP1(最大主)、P2(中間)、P3(最小主)、法線応力
- Arithmetic Mean
- 材料(プライ)座標系内の法線応力
- Root Mean Square (RMS)
- 材料(プライ)座標系内の法線応力
- Variance
- 材料(プライ)座標系内の法線応力
- Standard Deviation
- 材料(プライ)座標系内の法線応力
HyperViewの複合材応力統計は、H3Dファイルの読み込み後に確認できます。
- コーナー結果は、線形静解析および非線形静解析(微小変位および大変位)の解析タイプでのみ使用できます。現時点では、H3D出力のみがサポートされています。