DSA
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションの中でDSAコマンドを使用すると、周波数応答解析で設計感度解析結果を要求できます。
フォーマット
DSA (TYPE, PEAKOUT, PROPERTY) = SID
例
DSA(DISP,PROPERTY)=12
DSA(VELO,PEAKOUT)=45
DSA(ACCE,PEAKOUT,PROPERTY)=23
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
TYPE | <DISP、PRES、VELO、ACCE、ERP> | 使用可能なオプション:
|
PEAKOUT | デフォルト = 空白 | DSAエントリの括弧の中にPEAKOUTを指定した場合、DSA結果に対して、PEAKOUTカードからのフィルタリング済み周波数が考慮されます。 |
PROPERTY | デフォルト = 空白 | PROPERTYが存在する場合: これは、設計感度が、設計プロパティ(設計変数ではなく)の変更による設計応答の変更を表していることを示します。 PROPERTYが存在しない場合: これは、設計感度が、設計変数の変更による設計応答の変更を表していることを示します。 |
SID/ALL | <SID、ALL> |
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コメント
- DSA要求の複数のインスタンスがサブケース内またはすべてのサブケース外で定義されている場合、これらすべてのインスタンスの組合わせが出力に使用されます。
- 入力デックに最適化データ(DESVAR以外)が含まれない場合、MASS目的関数がDSA要求に対応する応答および制約と共に自動的に作成されます。入力デックに有効な最適化セットアップが含まれる場合、それがDSA要求で拡張されます。
- H3Dファイルでは、“SCALE”値は、DSAエントリの括弧内にPROPERTY引数が指定されていない場合にのみ出力されます。DSAエントリにPROPERTY引数が指定されていると、感度は事前にスケーリングされるため、H3Dファイルではスケーリングファクターは必要ありません。
- OUTPUT, H3DSENSを使用して、DSA出力にユーザー定義の応答を含める(または除外する)ことができます。DSA出力(ユーザー定義の応答を含む)は、変位、速度、加速度、音響圧、ERP、パワーフロー 、およびDRESP1 応答に限定されます。
出力 DSA出力要求経由で要求された感度(応答は自動的に定義される) 完全な最適化セットアップから出力される感度(DRESP1によるユーザー定義の応答) OUTPUT, H3DSENS, USER ○ ○ OUTPUT, H3DSENS, NOUSER ○ No - DSAエントリを使用して感度出力を要求する場合は、設計変数および対応する設計プロパティを入力デック内で定義する必要があります。
- ERPのDSA出力はすべてのパネルで使用できます。セットID(SID)は使用できず、指定された場合には無視されます。