CQUAD4の要素チェックおよびデフォルトの制限値

要素チェック

CQUAD4要素では、以下の品質についてチェックします:
頂点角度
この角度は、頂点における2つの隣り合うエッジ間の角度です。要素について、4つの節点のうちの最小値と最大値がレポートされます。
縦横比
CQUAD4要素の縦横比は、長辺の長さを短辺の長さで割ったものです。
スキュー角度
CQUAD4要素のスキュー角は、要素の向かい合う辺の中点を結んだ2本の線分が成す角度の最小値です。求められた最小角度から90度引いたものがレポートされます。
反り角
CQUAD4要素の反りは、四角形要素を2つの三角形要素に分割し、その三角形要素が形成する2つの平面間の角度を求めることにより、計算されます。四角形は、反対側の角(かど)を使い、2つ目の三角形のセットを形成するよう再度分割されます。その三角形要素が形成する、2つの平面間の角度を求めます。平面間で求められた最大角度が要素の反り角です。

デフォルトの制限値

情報 警告メッセージのデフォルト値 エラーメッセージのデフォルト値 妥当性チェックのデフォルト値
下限 上限 下限 上限 下限 上限
縦横比 - 100.0 - 1000.0 - 1.0E5
スキュー角度 - 60.0 - 75.0 - 90.0
反り角1 - 30.0 - 60.0 - 180.0
頂点角度 15.0 165.0 3.0 177.0 0.0 180.0

警告チェックとエラーチェックに使用される値はELEMQUALバルクデータエントリによって調整できますが、妥当性チェックはハードコーディングされています。

1 トポグラフィー最適化問題では、反り角度の制限値は140/160/179に緩和されます。