EXCLUDE
サブケース情報エントリ EXCLUDEコマンドを使用すると、線形座屈解析から除外する要素セットを選択できます。
フォーマット
EXCLUDE = option
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
option | <ESID> デフォルト値はありません。 |
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コメント
- この要素セットは、SETバルクデータエントリを使用して定義します。
- このサブケース情報エントリは、座屈サブケース内で指定されている場合のみ有効です。
- 除外した要素は幾何剛性マトリックスからのみ削除され、結果的に座屈解析は弾性境界条件で実行されます。つまり、座屈モードで除外した要素が引き続き座屈モード内で動きを示すこともあります。
- EXCLUDEコマンドの使用時には、細心の注意が必要です。一般的に、座屈解析からどんな領域の除外も、通常、より高い、過大見積もりの座屈荷重計算結果となり得ます。そしてこれは構造の支持力で間違った信頼性をもたらすかも知れません。除外された領域が計算される臨界荷重に影響しないのは、除外されたモードが実際の限界座屈モードから幾何学的的に離れているか直交する場合のみです。
- 記述的な工学上の説明は以下の様になります: 最適化設計での座屈解析はもっとも弱い、もっとも不安定な構造の形状を探します。この検索からのいかなる領域の除外も、それぞれの領域を含み、最小の支持力である実際の限界座屈モードを見逃してしまう事が起こりえます。