ポスト処理と結果出力
解析の結果出力で、せん断角度とは具体的に何ですか?
せん断角度とは、要素の水平軸と最大主方向との間の角度です(モール円で使用される主座標で)。せん断角度は、面内垂直応力とせん断応力から得られます。
SPC力はどのようにして結果として出力できますか?
入力データの入出力オプションセクションのSPCFORCEコマンドを使用します。
このコマンドを使用すると、荷重はASCIIフォーマットの結果ファイルである.spcfファイルに書き出されます。荷重はバイナリの.resおよび.h3dファイルにも書き出され(これらのフォーマットが選択されていれば)、これらの結果フォーマットはグラフィカルに表示できます。また、.spcfファイルが書き出されると、各荷重ケースの反力サマリー、荷重サマリーおよびひずみエネルギーの残差が.outファイルに書き出されます。
詳細については、ドキュメントのリファレンスガイドのSPCFORCEエントリをご参照ください。
得られた収束最適化結果に高密度値(0.7~1.0)の要素が含まれないのはなぜですか?
- 最適化が収束していません。最適化が反復上限に達したためにプロセスが停止しました。反復上限を引き上げて、実行を再開します。
- 大きな設計領域が指定されています。この状況は通常、質量または体積の応答の最小化の領域で発生します。
- 設計問題に質量または体積が十分に割り当てられていません。この状況は通常、質量または体積の応答が制約として使用されている設計問題で発生します。制約内の質量率または体積率の値を増やします。
また、HyperMeshのOptimization panelのopti controlにあるDOPTPRMバルクデータエントリのDISCRETE
パラメータを使用して離散化係数を増やし、密度が0または1のいずれかになるように強制することができます。
出力ファイルには最適化が収束したと示されているのに、制約違反パーセンテージが高いままなのはなぜですか?
一般的に、制約違反パーセンテージが0(または非常に低い値)の場合にのみ最適化は収束したと見なされます。高い制約違反での収束は、設計問題で指定された制約が厳しすぎるか、設計問題が明確に定義されていないため設計問題をこれ以上改善できない場合に発生します。したがって、設計変更目標がユーザー定義の収束基準を下回り、最適化プロセスは終了します。
トポグラフィー最適化からDVGRID情報をエクスポートできますか?
はい、デックの先頭にOSDIAG, 81, 5を追加します。これにより、DTPGカードから生成されたDESVARおよびDVGRID情報が.outファイルにエクスポートされます。
OSSmoothにより生成されたigesサーフェスのファイルサイズを減らすことは可能ですか?
surface_reduction
パラメータを1に設定して、作成されるサーフェスの数を減らします。- 最小部材寸法制御を使用して、より離散した構造を得ます。これにより、
surface_reduction
パラメータの使用時に、より小さいigesファイルが生成されます。
1次元要素の応力 / 荷重結果はどのようにして得られますか?
CBAR/CBEAM要素については、断面原点での垂直応力がデフォルトで出力され、STRESS入出力オプションにより制御されます。その他の位置の応力結果が必要な場合は、PBAR/PBEAM定義の1つ目の継続行が必要になります。これにより、可能な4つの応力リカバリー位置のうちのいずれかで計算された最大応力が、要素の軸方向応力として報告されます。
1次元要素の断面荷重およびモーメントは、FORCE入出力オプションを使用して得ることができます。FORCE=YESを入力デックの入出力オプションセクションに追加すると、荷重およびモーメント結果を含む.forceファイルが出力されます。
形状のリカバリーにOSSmoothを使用すると、モデルの一部が失われるのはなぜですか?
- モデルをHyperMeshにインポートします。
- Systemsをクリックし、すべての要素を全体座標系に割り当て直します。
- 局所座標系を削除します。
- ファイルをエクスポートし、新しいファイル名で保存します。
- 最適化中に作成された形状ファイルを、前の手順で使用したものと同じ名前に変更します。
- OSSmoothの実行