GPFORCE

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でGPFORCEコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースの節点力バランスを出力するよう要求できます。

フォーマット

GPFORCE (format_list, elem, form, peakoutput, modal, use) = option

定義

引数 オプション 説明
format <H3DOPTIPUNCHOP2PLOTHDF5、空白>

デフォルト = 空白

H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
OPTI
結果をOptiStruct結果フォーマット(.gpfファイル)で出力します。
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OP2
結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。 9
PLOT
バルクデータセクションでPARAM,POSTが定義されている場合、結果をNastran output2フォーマット(.op2ファイル)で出力します。
HDF5
結果は階層ツリーフォーマット、Version 5 (.h5ファイル)で出力されます。 10
elem (H3Dのみ) <ELEMNOELEM>
ELEM(デフォルト)
GPFORCE結果のH3D出力ファイルは要素の寄与を含みます。
NOELEM
GPFORCE結果のH3D出力ファイルは要素の寄与を含みません。しかしながら、全体の値はそれぞれの節点での要素の寄与を含んでいます。
form <REALIMAGPHASE>

デフォルト = REAL

REALIMAG
複素出力の直交フォーマット(実部と虚部)を指定します。
PHASE
複素出力の極フォーマット(位相と振幅)を指定します。
peakoutput <PEAKOUT>

デフォルト = 空白

が存在する場合、PEAKOUTカードからのフィルターのかかった周波数のみがこの出力に考慮されます。
modal <MODAL>

デフォルト = 空白

MODALがある場合、モーダル周波数応答と過渡応答解析で、構造モードとレジデュアルベクトルの節点力がPUNCHファイルとOUTPUT2ファイルに出力されます。
use <FBD>

デフォルト = 空白

FBDがある場合、FBDに対して必要なすべての出力(SPCFORCEMPCFORCEOLOAD)が自動的に実行されます。
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素の節点力バランスを出力します。
NONONE
節点力バランスを出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる節点の節点力バランスのみが出力されます。

コメント

  1. GPFORCEコマンドを指定しなかった場合、節点力バランスは出力されません。
  2. GPFORCE出力は以下の解析タイプで使用可能です:
    解析タイプ
    出力フォーマット。
    静解析
    H3DOP2PCHOPTI
    ノーマルモード解析
    H3DOP2PCH
    直接法による周波数応答解析
    H3DOP2PCHOPTI
    モーダル法による周波数応答解析
    H3DOP2PCHOPTI
    直接法による過渡応答解析
    H3DOP2PCH
    モーダル法による過渡応答解析
    H3DOP2PCH
    非線形過渡応答解析
    H3DPCH
  3. form引数が適用されるのは周波数応答解析のみです。他のインスタンスでは無視されます。
  4. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  5. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  6. 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
  7. GPFORCE.op2出力をポスト処理できるツールは、HyperMesh/HyperViewの自由体図(FBD)ツールのみです。
  8. .h3d出力のGPFORCEは、NVH-Directorによる伝達経路解析に使用できます。これを利用できるのは、線形静解析、周波数応答解析、および音場解析のみです。GPFORCE(FBD)というように“use=FBD”を使用してGPFORCEが書き出されたH3Dファイルは、HyperViewFBDに使用できます。
  9. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
  10. HDF5出力は、.h5バイナリ結果ファイルに出力されます。.h5出力フォーマットが要求された場合にサポートされる解析タイプおよび要素の詳細については、.h5ファイル を参照してください。

    古いHDF5フォーマット(.hdf5)の詳細については、PARAM, HDF5.hdf5ファイルを参照してください。