GPSTRESS / GSTRESS

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションまたはサブケース情報のセクション内でGPSTRESSコマンドを使用すると、すべてまたは個々のサブケースの節点応力を出力するよう要求できます。

フォーマット

GPSTRESS (format_list, averaging, neuber, type) = option

定義

引数 オプション 説明
format <HMH3DPUNCHOP2、空白>
HM
結果をHyperMesh結果フォーマット(.resファイル)で出力します。
H3D
結果をHyper3Dフォーマット(.h3dファイル)で出力します。
PUNCH
結果をNastran punch結果フォーマット(.pchファイル)で出力します。
OP2
8
空白(デフォルト)
利用可能な結果があるアクティブなフォーマットすべてで結果を出力します。
averaging <GLOBALBYPROP>

デフォルト = BYPROP

GLOBAL
GPSTRESSの全体平均結果のみを出力します。
BYPROP、空白
GPSTRESSの全体平均結果、およびGPSTRESSのプロパティ別平均結果を出力します。
type <VON, PRINC, MAXS, SHEAR, ALL, TENSOR, DIRECT>

デフォルト = ALL

VON
フォンミーゼス応力の結果のみを出力します。
PRINCMAXSSHEAR
フォンミーゼス応力と最大主応力の結果を出力します。
ALL、空白
応力の結果をすべて出力します。
TENSOR
応力の結果をすべて出力します。H3D出力にはテンソルフォーマットが使用されます。
DIRECT
応力の結果をすべて出力します。H3D出力にはダイレクトフォーマットが使用されます。
neuber <NEUBER>

デフォルト = 空白

節点応力がNeuber則を使用して補正され、H3Dファイルに出力されます。これは、現在は静解析でのみサポートされています。 9
option <YES, ALL, NO, NONE, SID>

デフォルト = ALL

YESALL、空白
すべての要素の節点応力の結果を出力します。
NONONE
節点応力を出力しません。
SID
セットIDを指定した場合、そのセットに含まれる節点の節点応力のみが出力されます。

コメント

  1. GPSTRESSコマンドを指定しなかった場合、節点応力は出力されません。
  2. 節点応力はソリッド要素のみで利用可能です。
  3. 節点応力は、トポロジー設計空間に属している要素では利用できません。解析のみの実行であれば、すべてのソリッド要素で利用可能です。PARAM, REANALを使用した場合、節点応力の寄与は密度が1の要素についてのみ計算されます。
  4. 同一のエントリに複数のフォーマットを指定できます。各フォーマットはコンマで区切る必要があります。フォーマットを指定しなかった場合、この出力コントロールは、利用可能な結果があるOUTPUTコマンドで定義されているフォーマットすべてに適用されます。
  5. このカードは複数インスタンスが可能です。インスタンスが競合する場合は、最後のインスタンスが優先されます。
  6. 最適化するには、指定したフォーマットへの出力頻度を入出力オプションOUTPUTで制御します。
  7. モデル全体、および個々のPSOLIDコンポーネントの節点ひずみが出力されます。これにより、異なる材料定義を参照している2つのコンポーネントのインターフェースにおいて、正確な節点応力が得られます。
  8. format=OUTPUT2を使用して、Nastran output2フォーマット(.op2ファイル)で結果を出力するように要求することもできます。
  9. Neuber補正された節点応力が、弾性ひずみ解析から得られた節点応力、ヤング率、およびMATS1バルクデータエントリで定義された非線形材料特性に基づいて計算されます。異なる材料の2つの要素の接合部にいずれかの節点が配置されている場合は、各材料のNeuber結果の平均が出力されます。