.h3dファイル
.h3dファイルは、モデルデータと結果データの両方が含まれる圧縮バイナリファイルです。このファイルは、HyperView内で、またはHyperView Playerの使用中に、結果をポスト処理するために使用できます。
ファイル生成
.h3dファイルは、次のいずれかの場合に作成されます。H3Dフォーマットが選択され(入出力オプションOUTPUTをご参照ください)、解析のみが実行された場合(これは、モデル内で設計変数または設計領域が定義されていないことを意味します)。入出力オプションANALYSISが存在する場合。または、コマンドラインスイッチの-analysis
が使用されている場合(実行オプションをご参照ください)。
ファイル内容
結果 | 内容 |
---|---|
加速度 | 周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの加速度結果。 出力は、入出力オプションのACCELERATIONによって制御されます。 |
複合材プライひずみ | 複合材料に関する静解析からのプライひずみ結果。 |
複合材プライ応力 | 複合材料に関する静解析からのプライ応力結果。 出力は、入出力オプションのSTRESSとPCOMP定義上のSOUTiフィールドによって制御されます。 |
複合破壊インデックス | 複合材料に関する静解析からの破壊インデックス。 出力は、入出力オプションのSTRESS、PCOMP定義上のSOUTi、SB、FTの各フィールド、および関連材料定義上の関連フィールドによって制御されます(MAT1、MAT2、MAT8をご参照ください)。 |
密度 | トポロジー最適化からの密度結果。 出力は、入出力オプションのDENSITYによって制御されます。 |
変位 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの変位結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
固有ベクトル | ノーマルモード解析と線形座屈解析からの固有ベクトル結果。 出力は、入出力オプションのDISPLACEMENTによって制御されます。 |
サイクルあたりの要素のエネルギー損失。 | 周波数応答解析からのサイクルあたりの要素エネルギー損失およびサイクルあたりのエネルギー損失密度の出力。 出力は、入出力オプションのEDEによって制御されます。 |
要素荷重 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、および過渡応答解析からの要素荷重結果。 出力は、入出力オプションのFORCE / ELFORCEによって制御されます。 |
要素運動エネルギー | 周波数応答解析からの要素運動エネルギーおよび運動エネルギー密度の出力。 出力は、入出力オプションのEKEによって制御されます。 |
要素ひずみエネルギー | 静解析、ノーマルモード解析、周波数応答解析、および過渡応答解析からの要素ひずみエネルギーおよびひずみエネルギー密度の結果。 出力は、入出力オプションのESEによって制御されます。 |
節点応力 | 静解析およびノーマルモード解析からの3次元要素に関する節点応力結果。 出力は、入出力オプションのGPSTRESS / GSTRESSによって制御されます。 |
パワーフローフィールド | 周波数応答解析および音場解析からのパワーフローフィールド出力。 出力は、入出力オプションのPOWERFLOWによって制御されます。 |
形状 | トポグラフィー最適化または形状最適化からの形状結果。 出力は、入出力オプションのSHAPEによって制御されます。 |
SPC反力 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、および過渡応答解析からの単点拘束の反力結果。 出力は、入出力オプションのSPCFORCEによって制御されます。 |
ひずみ | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からのひずみ結果。 出力は、入出力オプションのSTRAINによって制御されます。 |
応力 | 静解析、周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの応力結果。 出力は、入出力オプションのSTRESS/ELSTRESSによって制御されます。 |
板厚 | 寸法最適化およびトポロジー最適化からの板厚結果。 出力は、入出力オプションのTHICKNESSによって制御されます。 |
速度 | 周波数応答解析、音場解析、過渡応答解析、およびマルチボディダイナミクス解析からの速度結果。 出力は、入出力オプションのVELOCITYによって制御されます。 |
コメント
- モデル全体および個々のコンポーネントの節点応力が出力されます。これにより、異なる材料定義を参照している2つのコンポーネントのインターフェースにおいて、正確な節点応力が得られます。
- 周波数応答、過渡応答、マルチボディダイナミクスなどの動解析の場合は、セットの使用によりモデルおよび結果の出力データ量を減らすことが推奨されます。周波数または時間ステップごとに結果が出力されるため、出力ファイルが非常に大きくなる可能性があります。