IDGLOBAL
入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションでIDGLOBALエントリを使用すると、指定したタイプのすべてのエントリを対応するグローバルエントリに変換できます。
フォーマット
IDGLOBAL,<ENTRYTYPE1>, <ENTRYTYPE2>,..., <ENTRYTYPEn>
例
IDGLOBAL,GRID,SPC,MAT
このコマンドが存在すると、すべてのGRID、SPC(SPC、SPC1、SPCADD)、およびMAT(すべての材料)がグローバルとして処理されます。
定義
引数 | オプション | 説明 |
---|---|---|
ENTRYTYPE | <any supported local entry type> デフォルト = 空白 |
指定した<ENTRYTYPEi>と同じタイプのすべてのエントリが、ローカルエントリからグローバルエントリに変換されます。 |
コメント
- このエントリにより、特定のグループのエントリの局所的パートとしての取り扱いを無効にできます。
- IDGLOBAL,<ENTRYi>が存在する場合、ENTRYiはグローバルパートのみと関連付けられるものと見なされ、これらのエントリは他のエントリ上で、修飾されたIDではなく、数値IDによってのみ参照できるようになります。
- IDGLOBALで指定されたエントリタイプのエントリでは、重複IDは使用できません。
- 引数が存在しない場合、このコマンドは、パートとインスタンスに基づくモデル内でパート固有として処理されるすべてのグループのリストを出力します。
- グローバル化されたエントリは、完全修飾された参照なしでは、他のエントリタイプのローカルエントリを参照できません。たとえば、IDGLOBAL,SPCでは、すべてのSPCエントリが完全修飾のGRID IDを参照する必要があります(GRIDデータもグローバル化されている場合を除く)。IDGLOBALの一般的なユースケースとしては、すべての材料およびプロパティエントリを必要に応じてグローバル化することが挙げられます。
- グローバル化されたエントリはグローバルパートと効果的に関連付けられます。つまり、GRIDエントリがグローバル化された場合、INSTNCE/LOCATEエントリ内のすべてのRELOC参照が無効になります。