IDGLOBAL

入出力オプションおよびサブケース情報エントリ 入出力オプションセクションでIDGLOBALエントリを使用すると、指定したタイプのすべてのエントリを対応するグローバルエントリに変換できます。

フォーマット

IDGLOBAL,<ENTRYTYPE1>, <ENTRYTYPE2>,..., <ENTRYTYPEn>

IDGLOBAL,GRID,SPC,MAT

このコマンドが存在すると、すべてのGRIDSPCSPCSPC1SPCADD)、およびMAT(すべての材料)がグローバルとして処理されます。

定義

引数 オプション 説明
ENTRYTYPE <any supported local entry type>

デフォルト = 空白

指定した<ENTRYTYPEi>と同じタイプのすべてのエントリが、ローカルエントリからグローバルエントリに変換されます。

コメント

  1. このエントリにより、特定のグループのエントリの局所的パートとしての取り扱いを無効にできます。
  2. IDGLOBAL,<ENTRYi>が存在する場合、ENTRYiはグローバルパートのみと関連付けられるものと見なされ、これらのエントリは他のエントリ上で、修飾されたIDではなく、数値IDによってのみ参照できるようになります。
  3. IDGLOBALで指定されたエントリタイプのエントリでは、重複IDは使用できません。
  4. 引数が存在しない場合、このコマンドは、パートとインスタンスに基づくモデル内でパート固有として処理されるすべてのグループのリストを出力します。
  5. グローバル化されたエントリは、完全修飾された参照なしでは、他のエントリタイプのローカルエントリを参照できません。たとえば、IDGLOBAL,SPCでは、すべてのSPCエントリが完全修飾のGRID IDを参照する必要があります(GRIDデータもグローバル化されている場合を除く)。IDGLOBALの一般的なユースケースとしては、すべての材料およびプロパティエントリを必要に応じてグローバル化することが挙げられます。
  6. グローバル化されたエントリはグローバルパートと効果的に関連付けられます。つまり、GRIDエントリがグローバル化された場合、INSTNCE/LOCATEエントリ内のすべてのRELOC参照が無効になります。