.jointファイル
.jointファイルは、ASCIIフォーマットの結果ファイルです。
ファイル生成
このファイルは、STRESSまたはSTRAIN入出力オプション、あるいはその両方がOPTIオプションと共にJOINTGを含む入力ファイルに指定されている場合に作成されます。JOINTGバルクデータエントリをご参照ください。
ファイル内容
このファイルには、各JOINTG IDの最終的な荷重増分でのジョイントの変位、力、モーメント、反力、粘性減衰力、および停止 / ロック状態が含まれます。粘性減衰力は、PJOINTGのPROPERTYフィールドがDAMPに設定されている場合にのみ出力されます。NLOUTエントリが定義されている場合は、中間の荷重増分結果も.jointファイルに出力されます。
ファイルフォーマット
図 1.
.jointファイルのフォーマットは以下のとおりです。
反復計算ごとに、以下のヘッダーが使用されます。
| iter | Iteration | Numlds |
ここで、
- iter
- 新しい反復計算の始まりを示すキーワード
- Iteration
- 反復番号
- NumIds
- この出力が作成される荷重増分の数
各反復計算セクションは、サブケースごとに分割されます。各サブケースの出力は、以下のフォーマットの行で始まります:
| Id | Number_of_els | DISP:Spc_id（または） FRCE:Spc_id（または） RFRM:Spc_id（または） SLST:Spc_id（または） VFVM:Spc_id |
非線形荷重係数： # |
ここで、
- Id
- サブケースの出力識別番号これは、入力データ内で使用されたサブケースIDと同じではありません。
- Number_of_els
- これが出力される要素の数
- DISP、FRCE、RFRM、SLST、またはVFVM
- 対応する変位または荷重の結果が出力されることを示すキーワード。
- Spc_id
- このサブケースによって参照されるSPCのSID。
- 非線形荷重係数：#
- 結果が出力される荷重増分。
次に、各要素の変位情報が以下のフォーマットで提供されます。
| JOINTG # EID | Disp-X | Disp-Y | Disp-Z | Rota-X | Rota-Y | Rota-Z |
ここで、
- JOINTG # EID
- JOINTG要素EIDの要素識別番号
- Disp-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の変位
- Disp-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の変位
- Disp-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の変位
- Rota-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の回転
- Rota-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の回転
- Rota-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の回転
次に、各要素の力情報が以下のフォーマットで提供されます。
| JOINTG # EID | F-X | F-Y | F-Z | M-X | M-Y | M-Z |
ここで、
- JOINTG # EID
- JOINTG要素EIDの要素識別番号
- F-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の力
- F-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の力
- F-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の力
- M-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向のモーメント
- M-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向のモーメント
- M-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向のモーメント
次に、各要素の反力 / 反作用モーメント情報が以下のフォーマットで提供されます。
| JOINTG # EID | RF-X | RF-Y | RF-Z | RM-X | RM-Y | RM-Z |
ここで、
- JOINTG # EID
- JOINTG要素EIDの要素識別番号
- RF-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の反力
- RF-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の反力
- RF-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の反力
- RM-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の反作用モーメント
- RM-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の反作用モーメント
- RM-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の反作用モーメント
次に、各要素の停止 / ロック状態情報が以下のフォーマットで提供されます。
| JOINTG # EID | SLST-1 | SLST-2 | SLST-3 | SLST-4 | SLST-5 | SLST-6 |
ここで、
- JOINTG # EID
- JOINTG要素EIDの要素識別番号
- SLST-1
- 対応するJOINTG要素EIDの方向1の停止 / ロック状態
- SLST-2
- 対応するJOINTG要素EIDの方向2の停止 / ロック状態
- SLST-3
- 対応するJOINTG要素EIDの方向3の停止 / ロック状態
- SLST-4
- 対応するJOINTG要素EIDの方向4の停止 / ロック状態
- SLST-5
- 対応するJOINTG要素EIDの方向5の停止 / ロック状態
- SLST-6
- 対応するJOINTG要素EIDの方向6の停止 / ロック状態
次に、各要素の粘性減衰力情報が以下のフォーマットで提供されます。
| JOINTG # EID | VF-X | VF-Y | VF-Z | VM-X | VM-Y | VM-Z |
ここで、
- JOINTG # EID
- JOINTG要素EIDの要素識別番号
- VF-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の粘性減衰力
- VF-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の粘性減衰力
- VF-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の粘性減衰力
- VM-X
- 対応するJOINTG要素EIDのX方向の粘性減衰モーメント
- VM-Y
- 対応するJOINTG要素EIDのY方向の粘性減衰モーメント
- VM-Z
- 対応するJOINTG要素EIDのZ方向の粘性減衰モーメント