以前(OS3.5)の入力フォーマット
OptiStructは、バージョン3.5の旧入力フォーマットをサポートします。最適化問題の設定に旧フォーマットが使用されている(つまり、matfrac、mini、maxi、ubcon、またはlbconが存在する)場合、最適化の新機能は使用できません。このセクションは、古いデックをデバッグまたは再実行する目的で使用します。
OptiStructバージョン3.5のパラメータ:
Checkerboard | 0、1、2、または空白(デフォルト = 0、デック内にカードがない場合) デフォルト = 1、空白の場合 |
チェッカーボード処理を制御します。チェッカーボード制御なしの場合は0を使用します。設計領域全体に対して大域平均化を行う場合は、1または空白を使用します。通常、このオプションによって、密度が1である要素の周りに大量の中間密度要素が得られます。解に含まれる中間密度要素の数を削減するには、チェッカーボード制御をオフにして最後の反復計算を再起動し、10~20回の反復計算を実行します。これにより、一部の局所的なチェッカーボード処理が再導入される場合があります。この方法は、プレート/シェル設計要素およびソリッド設計要素に使用されますが、四面体要素に対しても強く推奨されます。このオプションが使用された場合、節点密度は.resファイルに出力されます。チェッカーボード処理済みと認識されている局所領域で平均化を行う場合には、2を使用します。平均化は局所的にのみ適用されるため、大域平均化手法に比べて、最終反復計算で見つかる中間密度要素の数は大幅に少なくなります。この方法は、プレート/シェル設計要素にのみ適用されます。ソリッド設計要素を含むモデル内で使用された場合、ソリッド要素にはチェッカーボード制御が適用されません。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Discrete | <実数> デフォルト = 1.0 |
離散パラメータ。材料密度が0または1に収束する要素の傾向に影響します。値を大きくすると、0と1の間に留まる要素数が減少します。推奨値は下限が0.0、上限が2.0です。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Dcomp | <整数> | このカード上で指定されたPCOMPPIDを持つシェル要素を、トポロジー設計領域に配置します。このカードは、バルクデータデック内の宣言を無効にします。 |
Dshell | <整数> デフォルト値はありません。 <実数> デフォルト = 0.0 |
DSHELLカードの1つ目のフィールドで指定されたPSHELLPIDを持つシェル要素を、2つ目のフィールドで指定されたT0を持つトポロジー設計領域に配置します。このカードは、バルクデータデック内の宣言を無効にします。 |
Dsolid | <整数> | このカード上で指定されたPSOLIDPIDを持つソリッド要素を、トポロジー設計領域に配置します。このカードは、バルクデータデック内の宣言を無効にします。 |
Matinit | <実数> <実数>デフォルト = 0.9または制約条件値。 |
このカードは、初期の材料の割合を宣言します。質量を目的とした実行の場合、デフォルト値は0.9です。制約条件が設定された質量による実行では、デフォルト値は制約条件の値にリセットされます。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Maxiter | <整数> デフォルト = 30 |
最大反復計算回数。完了までにOptiStructが実行できる反復計算の回数に、上限を設定します。Maxiter = 0の場合は、すべての設計要素において材料の割合をmatfrac値に初期化した後に、ベースライン解析が実行されます。チェックが指定された場合は、Maxiter = 0を無効にします。解析が指定された場合は、Maxiter = 0を無効にします。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Mindens | <実数> デフォルト = 0.01 |
要素の材料密度の最小値。設計要素に割り当てることができる材料の量の下限を設定します。このパラメータに極端に低い値を設定すると、悪い条件の剛性マトリックスとなってしまう可能性があります。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Minmember | <実数> デフォルト値はありません。 <手法> デフォルト = 2 |
OptiStructにより形成される部材の最小直径を指定します。また、チェッカーボード結果を除去します。このコマンドは小さい部材を除去する場合に使用します。方法は、1か2のいずれかです。方法2は、ほとんどの例においてより離散的な解が得られるため、デフォルトに設定されています。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Mmcheck | 入力なし | このカードを使用することによって、チェッカーボードが使用されない解を得ることができます。ただし、CHECKER=1を使用した場合のように、中間密度の要素を多く含む解に達するという望ましくない副次的な影響があります。したがって、このカードは必要な場合にのみ使用してください。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Objtol | <実数> デフォルト = 0.005 |
目的関数のトレランス。2回の連続する反復計算において、目的関数の変化の割合がこの値を下回った場合、最適化が収束したものと見なされ、停止されます。 このパラメータがバルクデータセクション内のDOPTPRM上で繰り返された場合、OptiStructはエラーを返します。 |
Smooth | <実数> デフォルト = 0.7071 |
解析の平滑性。トポロジー最適化に最適性基準法が使用されている場合に、最適化の反復計算のステップサイズに影響を与えます。通常、このパラメータを変更すると、解析トポロジーが変化します。このパラメータの値を大きくすると、シェル要素モデルのトポロジーがよりスムーズになります。別の解析トポロジーが必要でなければ、このパラメータをデフォルト値のままにします。推奨値は下限が0.5、上限が0.9です。 |
OptiStructバージョン3.5のサブケース情報:
lbcon | <実数><文字列>デフォルトなし | <整数*> <整数*> | このカードの2つ目のフィールドで指定された応答に関して、最初のフィールドで指定された制約条件の下限値を設定します。サポートされる応答は、volume、mass、disp、comp、freq、wcomp、wfreq、およびcombです。グローバル応答(volume、mass、wcomp、wfreq、およびcomb)は、すべてのサブケース宣言の外側に配置する必要があります。ローカル応答(comp、freq、およびdisp)は、サブケース宣言の内側に配置する必要があります。3つ目のフィールドは、freq応答のモード番号宣言またはdisp応答のグリッド番号宣言に使用されます。4つ目のフィールドは、disp応答のグリッド成分宣言に使用されます。 |
Mass | <実数> デフォルト値はありません。 |
モデル全体の質量。存在する場合、matfracパラメータは使用されません。パートの全ターゲット質量を入力すると、OptiStructは材料の割合を自動的に計算します。計算された材料の割合が0.0を下回っているか、1.0を上回っている場合は、OptiStructがエラーを返します。設計領域内で複数の材料タイプが使用されている場合、このパラメータは使用できません。 | |
Matfrac | <実数> デフォルト = 0.30 range = 0.0-1.0 |
材料の割合。設計領域内に分配する材料の量を、設計領域に占める割合として定義します。シェル要素の場合、設計体積は、(T - T0) * 面積です。ソリッド要素の場合、設計体積は、設計領域として指定された要素の体積の合計です。設計体積に材料の割合を掛けると、使用可能な設計材料の総量が求められます。設計領域内におけるすべての設計要素の材料割合は、matfrac値に初期化されます。 | |
maxi | <文字列> デフォルト値はありません。 |
<整数*> <整数*> | 応答を最大化するように目的関数を設定します。サポートされる応答は、volume、mass、disp、comp、freq、wcomp、wfreq、およびcombです。グローバル応答(volume、mass、wcomp、wfreq、およびcomb)は、すべてのサブケース宣言の外側に配置する必要があります。ローカル応答(comp、freq、およびdisp)は、サブケース宣言の内側に配置する必要があります。2つ目のフィールドは、freq応答のモード番号宣言またはdisp応答のグリッド番号宣言に使用されます。4つ目のフィールドは、disp応答のグリッド成分宣言に使用されます。 |
mini | <文字列> デフォルト値はありません。 |
<整数*> <整数*> | 応答を最小化するように目的関数を設定します。サポートされる応答は、volume、mass、disp、comp、freq、wcomp、wfreq、およびcombです。グローバル応答(volume、mass、wcomp、wfreq、およびcomb)は、すべてのサブケース宣言の外側に配置する必要があります。ローカル応答(comp、freq、およびdisp)は、サブケース宣言の内側に配置する必要があります。2つ目のフィールドは、freq応答のモード番号宣言またはdisp応答のグリッド番号宣言に使用されます。4つ目のフィールドは、disp応答のグリッド成分宣言に使用されます。 |
Primary | <整数または空白>デフォルト= 最大の重みを持つ最小のモード(固有値解析の場合)。サブケースデフォルトなし(静解析の場合)。 | このカードは、材料方向角の設定に使用する固有値解析のモードを設定します。Primaryモード宣言は、静解析を使用しない実行にのみ適用されます。また、サブケース宣言内部に配置する必要があります。カードが静的サブケース内部に配置された場合、そのサブケースのみを使用して材料方向角を決定します。フィールドは必要ありません。 | |
ubcon | <実数><文字列>デフォルトなし | <整数*> <整数*> | このカードの2つ目のフィールドで指定された応答に関して、最初のフィールドで指定された制約条件の上限値を設定します。サポートされる応答は、volume、mass、disp、comp、freq、wcomp、wfreq、およびcombです。グローバル応答(volume、mass、wcomp、wfreq、およびcomb)は、すべてのサブケース宣言の外側に配置する必要があります。ローカル応答(comp、freq、およびdisp)は、サブケース宣言の内側に配置する必要があります。3つ目のフィールドは、freq応答のモード番号宣言またはdisp応答のグリッド番号宣言に使用されます。4つ目のフィールドは、disp応答のグリッド成分宣言に使用されます。 |