MEFFMASS

入出力オプションエントリノーマルモード解析で、モード有効質量、モード寄与度係数、モード有効質量比率の出力を要求するために使用します。

フォーマット

MEFFMASS (type, format, GRID=gid, output) = option

MEFFMASS(ALL)=YES
MEFFMASS(COMP,PROP,SET=1001,SUMMARY,PARTFAC,HG,OPTI)=YES

定義

引数 オプション 説明
type <COMPPROPSET=ID、空白>
COMP
.effmassファイルファイルに記述されたHyperMeshコンポーネントに基づいて出力が得られます。 8
PROP
.effmassファイルに記述されたプロパティに基づいて出力が得られます。 8
SET=ID
.effmassファイルに記述されたHyperMeshセット名に基づいて出力が得られます。 8
IDは、MEFFSETエントリの識別情報を示します。
目的の出力内容に基づいたMEFFSETグループ要素セットID。
空白(デフォルト)
.outファイルに記述されたモデル全体の出力が得られます。この場合、.effmassファイルは作成されません。
format <PUNCHNOPUNCHOPTIHG、空白>
PUNCH
MEFFMASSの出力はPUNCHファイルと.outファイルに出力されます。
OUTPUT,PUNCHを指定している場合にのみ、PUNCHファイルの出力が得られます。
NOPUNCH
MEFFMASSの出力は.outファイルに出力され、PUNCHファイルには出力されません。
OPTI
MEFFMASSの出力は、.effmass ASCIIファイルと.outファイルに出力されます。
HG
MEFFMASSの出力は、HyperGraphプレゼンテーション形式ファイル(_mass.mvw)と.outファイルに出力されます。
空白(デフォルト)
MEFFMASSの出力は、.outファイルにのみ出力されます。
gid <Grid ID>
グリッドID
剛体質量マトリックスを計算するための節点基準。
空白(デフォルト)
剛体質量マトリックス計算用の節点基準は、基本座標系です。
output <SUMMARYPARTFACMEFFMMEFFWFRACSUMALL> 以下の出力を要求します:
SUMMARY(デフォルト)
モード有効質量マトリックス、モード有効質量比率、剛体質量マトリックス。
PARTFAC
モード寄与度係数。
MEFFM
質量単位のモード有効質量マトリックス。
MEFFW
重量単位のモード有効質量マトリックス。
また、質量単位のモード有効質量マトリックスも出力されます。 4
FRACSUM
モード有効質量比率。
ALL
すべてのマトリックスが出力されます。これらは次のとおりです:剛体質量マトリックス、モード寄与度係数、モード寄与度係数比率、モード有効質量、モード有効質量(重量単位)、モード有効質量比率マトリックス。
option <YESNO>
YES(デフォルト)
マトリックスは、指定したオプションに基づいて出力されます。
NO
マトリックスは出力されません。

コメント

  1. MEFFMASSからの出力は、ノーマルモード解析でのみサポートされています。
  2. PARAM,EFFMAS,YESは、ノーマルモード解析で上記の指定されたマトリックスの類似出力に対しても指定できます。PARAM,EFFMAS,YESでは、剛体質量マトリックスの出力、重量単位のモード有効質量マトリックスの出力、節点ベースの選択の出力は得られません。
  3. PARAM,EFFMASS,YESと比較すると、MEFFMASS入出力オプションエントリでは、出力に対する追加の制御ができるほか、出力を微調整する場合や特定の節点についてのみ出力が必要な場合はPARAM,EFFMASS,YESの代わりに使用できます。
  4. MEFFWオプションを使用すると、モード有効質量がPARAM,WTMASSで除算されます。
  5. 複数のサブケースで、それぞれに独自のMEFFMASSを定義できます。
  6. 次の例は、MEFFSETと共にSET = IDオプションを使用する方法を示しています。この場合は、HyperMeshセット名(‘set01’や‘set02’など)ごとに出力が得られます。
    . . .
    MEFFMASS(SET=1001,SUMMARY,PARTFAC,OPTI)=YES  
    
    BEGIN BULK
    
    MEFFSET,1001,
    +,102, 103, 104
    
    $HMSET      101       11 "set01" 18
    $HMSETTYPE       101 "regular" 18
    SET     101     ELEM    PROP    
    +       1
     
    $HMSET      102       11 "set02" 18
    $HMSETTYPE       102 "regular" 18
    SET     102     ELEM    PROP    
    +       2
      
    $HMSET      103       11 "set03" 18
    $HMSETTYPE       103 "regular" 18
    SET     103     ELEM    PROP    
    +       3
    . . .
  7. SET = IDを指定すると、各セットの出力ヘッダーでHyperMeshセット名がデフォルトで使用されます。入力ファイルでセット名を指定しない場合はセットIDが指定されます。
  8. 同じMEFFMASSエントリで複数のタイプを指定している場合は、最後に記述されているタイプが使用されます。例えば、MEFFMASSCOMP, PROP, SET = 101)を指定すると、SET = IDのタイプが使用されます。
  9. マトリックスの計算方法の詳細についてはPARAM, EFFMASをご参照ください。